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茉莉花(まりか)

看護師ライター

茉莉花(まりか)

( 看護師 ケアマネージャー)

看護師が子供を出産するのに適したタイミングは?24歳で出産した看護師の体験談

茉莉花(まりか)
看護師ライター茉莉花(まりか)
妊婦 看護師

私が結婚したのは23歳で、短大卒業後3年目でした。同期でもぶっちぎりに若く、まだまだ遊びたい盛りにとも思いましたが、いわゆる「デキ婚」でしたので、何の覚悟もなく慌てて結婚してしまいました。

夫は同い年、彼も卒業してまだ間もなく、給料がとにかく安くてとても家族を養える額ではなく、生活のために仕方なく仕事を続けてきました。

たまたま職場の理解もあり、仕事を辞めることなく続けることができ、今は3人とも大きくなりましたので、当時を振り返ってお話しさせていただきます。

1.看護師が子供を出産するタイミングについて

看護師が子供を出産するタイミング

子供は若いうちに産んだ方がいいのか、大人になってからのほうがいいのか。新卒のころからよく仲間内で話題になりました。若いうちは時間もお金もないし、大人になりすぎてから産むと余裕はあるかもしれないが体力と気力がなくなります。

仕事がある程度軌道に乗ってからの方がいいのか。若いと休みにくいのか。考えてみてもなかなか選択するのは難しいものです。

 

看護師という仕事から出産のタイミングを考えてみよう

看護師は3K(キツイ・汚い・危険)とか9K(3K+過酷・給料が安い・休暇が取れない・帰れない・婚期が遅れる・化粧がのらない)とか言われていますし、今のタイミングを逃すと、一生産めないかもしれません。

世間では初産の年齢が29.3歳(2013年内閣府)と上昇しています。昔は高齢出産と言われた35歳以上でも、それほど珍しくない時代です。

でも、私たちがその年代、30歳前後に出産しようとすると、どうでしょうか。

 

30代の時期に出産・子育てにシフトするのも良い

看護師は経験が上がるほど責任のある仕事を任されることが多くなり、看護研究や学会発表、プリセプター、病棟の係や、大学院の進学、認定看護師の受験など、年齢を重ねるごとに忙しくなます。

新卒で入って30歳は経験6~7年目、30代は体力も実力も豊富で、いくらでも働けるし、いくらでも勉強できます。その時期に慣れた環境から出産・子育てにシフトしていくのもありだと思います。

 

30代の時期を逃して独身の看護師も多い

30代の時期を逃すと、気づけば独身のまま主任・師長になってしまったなどという話もよく耳にしますよね。独身でバリバリ働いて、どんどんキャリヤアップするのは確かにカッコいいけれど、マンションを購入して一人暮らしで猫を飼って、周囲からは「痛い先輩」と囁かれる。

小児科で勤務していた同期の友人は、30歳頃の時に受け持ちだった患児の親御さんに「あなたは子供を持ったことが無いから私たちの気持ちがわからないでしょ」と言われた、何も言い返せなかった。という話も聞きました。

 

ポイント!

ポイント

いくら看護師として一流でも、社会の評価は厳しい。看護師として生きるだけでなく、社会人としても結婚していることや子供がいることは一定の評価になると実感しました。

 
 

2.若くして子供を産んだ私(看護師)が体験した6つのこと

若くして子供を産んだ私の場合

私は行き当たりばったりで最初の子を出産したのが24歳、覚悟もなく産んでしまったので子育てと仕事の両立は本当に大変でした。

自分の性格上、面倒なこと(出産と子育てが面倒だと言うとお叱りを受けるかも知れませんが)は一気に片付けようと思うタイプだったので、夫とも相談し、30歳までに子供を産み終えて30代からは仕事に集中しようと決めました。

幸い子供にはすぐに恵まれて26歳、28歳と続けて出産しました。色々な考えはあると思いますが、結果的には私は若いうちに産んで正解だと思っています。

不真面目で出世欲もなかった私が出産をすることでおいしい思いもたくさんしました。私が子供を早く生んでよかったと思ったことを以下に述べさせていただきます。

 

(1)周りの皆に驚かれる

当たり前なのですが、かなりのインパクトがあったようです。同期にも、職場の先輩にも私が妊娠したと報告すると相当驚かれて、「ええ?ほんとに?産むの?」と言われたことも1回や2回ではありませんでした。

看護師になる為に、厳しい倍率を潜り抜けて看護学校に入学し、辛い実習にも耐えて国家試験にも合格し、やっと看護師になり3~4年、ようやくお礼奉公も終わってこれから自由に職場も選べると思ったら、産休なんて。もったいない。そんな声が聞こえました。

 

ポイント!

ポイント

授かった命を大切にすると決断した私を、周囲は危なっかしいけど応援して下さいました。「高齢出産して大変だった。本当に死ぬかと思った。若いうちの方が絶対楽だよ」と、励ましてくださった先輩もいました。まだまだ新米で皆からかわいがられるうちに妊娠したのでその延長もあり、皆さん優しく大事にしてくれました。

 

(2)産後の回復が早かった

やはり年齢的に、体力があります。オールで夜遊びしても、数日寝なくても仕事ができる時期でした。高齢出産の先輩と比較しても、その点は大きく違いました。つわりがあって食べられなくても、流産しかけても、体力がある。とにかく元気です。

違いは産後に特に明確になりました。産後の体の戻りも早く、すぐに体型も元に戻ります。

 

ポイント!

ポイント

赤ちゃんに吸われて確かに肌などもぼろぼろになりますが、高齢出産のほかのママさんたちと回復力がぜんぜん違うことはっきりわかりました。

 

 

(3)仕事を考慮してもらえた

私が勤めていた病院は公立病院で、看護師の教育体制が整っていた所だったのが幸いでした。そこでは、3年目というと、ようやく一人前の扱いをされるような職場でした。面倒なプリセプターを担当させられるのも3年目からで、ちょうどその頃に妊娠したことでうまく担当を外してもらえました。夜勤の回数も考慮してくださり、大事にしてもらえました。

また、3年目は最大の課題に「看護研究」があり、1年かけて研究し、学会発表に持っていくための指導をみっちり受けるのですが、そのチームからも外してもらえました。

 

ポイント!

ポイント

看護研究はとにかく大変で、胃潰瘍になる同期も数名いましたが、私は外野でのんびりマタニティライフを過ごすことができました。これは後輩にも知れ渡り、私のように3年目で妊娠するとおいしいという情報は裏の新人教育にも役に立ちました。

 

(4)社会的に安定していると思ってもらえた

やはり日本人の文化があるみたいです。私たちにとっては独身でバリキャリを貫くのは普通でも、患者さんたちにとっては「結婚している、子供がいる人」と言うのは一定の社会人としての認識があるようにみられるようです。

特に、患者さんと看護師との関係は、物を売る商売とは別で、人と人が繋がる関係です。看護師の人間性も問われますし、患者さんも色々な個性の方がいます。

 

ポイント!

ポイント

当時は妊娠している看護師は使い物にならないと言われ、患者さんには嫌われるかなと思っていたのですが、それは全くの思い込みで、患者さんは妊娠中の看護師にはとても優しかったです。

 

(5)患者さんや周りの方も優しく接してくれた

見た目的にも若い妊婦さんは丸っこくてかわいいと言われたり、私はリハビリ課で働いていたのですが、患者さんを起こしたり車椅子に移乗させようとすると、「妊婦さんにやって貰うわけには行かないから、自分で頑張ってみる」と言ってくださった患者さんもいて、患者さんの自立支援に一役買ったり、「これからの日本のためにも、是非もっとたくさん生んでちょうだい」と励まして貰ったり、お腹をさすって頑張れと言ってくださったり、皆さんとてもウエルカムで優しく接してくださいました。

 

あまり先の目標は立てないようにしていた

私も明日はわが身。私もいつ動けなくなるかわからない。不安な毎日でした。そのときに毎日思ったことは「仕事はいつでも辞められる。私の代わりなんかはいくらでもいる。今日一日だけ頑張ろう」ということでした。

妊娠は自分とは違う命を宿すことです。そもそも自分の思うようになることの方が少ない。今日一日だけ頑張ろうと、あまり先の目標は立てないようにしました。

 

ポイント!

ポイント

今日を悔いなく生きる。その時に培った考え方は、今でも私のベースになっています。妊娠というなかなか経験できないことを体験したことで得た考えだと思っています。

 

仕事はいつでも辞められる

私は就職当時から、いや、看護学校入学当時から全くやる気のない子でした。看護師になろうと思ったのも、「合コンでもてるから」という、不真面目極まりないことを平気で言う子でした。もちろん成績も最低ライン、国家試験もぎりぎりでのどうにか合格。当時の口癖は「別にいいし」でした。

そんな私が妊娠したのですから、当時の師長さんたちは相当心配してくださいました。が、生活のためにはやむなく働き続ける道を選びました。

つわりがひどくなって仕事ができなくなり、切迫流産等で安静を強いられ、退職していく同僚もいました。

 

妊娠中も働く事が出来て良かった

私は仕事を続けながら妊娠生活を過ごしました。同級生や同期の仲間で同じ時期に妊娠して一緒に遊べるような人がいればよかったのかも知れませんが、家で、1人で家事に専念し、1人で夫の帰りを待って、TVに映る芸能人(昼間のTV)だけが唯一の話し相手という環境が嫌だったのです。

白衣を着ているときだけが気持ちが引き締まり、ちゃんとしなくては、と思っていました。たぶん家でゴロゴロしていたら、ずっと動かずだらしない妊婦になっていたと思います。役割があり、仕事があるのはありがたかったです。

 

(6)再就職に有利なことを知った

28歳で3人を産み終え、4ヵ月後に職場復帰したのですが、29歳の時に別の医療機関からヘッドハンティングを受けました。その理由のひとつに「産休を取る確立が低いから」と言われたときに、衝撃を受けました。

個人病院で看護師の数も少ないところでしたので、産休を取られると労働力としてとても影響が出るのだそうです。セクハラと思われるかも知れませんが、小規模なところでは切実な問題だと言うことを知りました。

 

ポイント!

ポイント

新卒で採用された大きな病院で3人産み、院内保育もしっかり活用した私はとてもラッキーだったと思いました。

 
 

まとめ

結婚することで妻の気持ちがわかる、嫁ぎ先とのやり取りで嫁の立場も理解できる、子供を持つことで母の思いもわかる。

机上の理論だけでなく、社会経験として、無駄なことではないと思います。たとえ離婚したとしても、シングルマザーでも、すべて経験です。

看護は経験が活かされる仕事です。経験できる機会があるのでしたら、ぜひ若いうちに出産することをおすすめしたいと思います。

上記のような看護師の妊娠や出産に関する関連記事もありますので、是非参考にしてみて下さい。


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この記事を書いた人

看護師経験20年以上。夫は10年以上単身赴任中で年に1~2回しか帰ってこないので、ほぼ母子家庭で3人の子育てをしながら仕事を続けてきました。
内科・リハビリ・訪問看護の経験が長いですが、派遣看護師やケアマネの経験もあります。転職をするたびにキャリアアップし、20代から看護部長に就任。管理業務だけではなく、現場の仕事もバリバリこなしています。
最近は親の介護も始まり、子育てと介護と仕事の3本を両立させるべく悪戦苦闘中です。
子供は医学部や看護学校に進学したので、お受験についても少しお話ができると思います。
趣味は写真撮影で、展覧会に入選するほどの腕前です。夜景が好きで夜中になると車で徘徊しては撮影にいそしんでいます。


カテゴリー:看護師リアル体験談転職時の育児・子育て

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(公開日:)(編集日::2017年12月13日)
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