海外旅行添乗看護師になる方法!仕事内容・必要なスキルとは?

海外旅行添乗看護師になる方法と仕事内容

海外旅行添乗看護師とは、無料で海外旅行に行くことができ、さらにお金をもらえるという、海外が好きな人看護師にはとても魅力的な仕事です。

お客様が体調不良や大きな怪我などがなければパックツアーに参加して旅行しているのと変わりません。自由時間には1人でショッピングもできます。

また、海外旅行添乗看護師が出会う人は健康な人達なので病院とは違った人間と出会うことができます。ハネムーン・親子・高校生など、みんな幸せそうな笑顔で楽しい雰囲気です。その雰囲気で自分も元気になります。

このページでは、そんな海外旅行添乗看護師になる方法や必要なスキル・仕事内容・注意点をご紹介いたします。興味のある看護師はぜひ参考にしてください。

1. 海外旅行添乗看護師になる方法

海外旅行添乗看護師

旅行添乗看護師は国内・国外ともに大変人気の求人なので、ほとんどがホームページ上に掲載される事なく、または掲載されてもすぐに決まってしまいます

看護師が海外旅行添乗看護師になる方法は以下の手順を踏みます。

  1. 海外旅行添乗看護師の派遣を扱う看護師転職サイトへの登録
  2. 面接
  3. 派遣会社からの求人紹介
  4. 決定

仕事が決まれば、行き先・日程・移動手段など旅行の詳細を旅行会社と打ち合わせをします。この打ち合わせにはお給料が発生する場合としない場合があります。

旅行先は医療先進国ばかりではありません。もし、旅行中に怪我人や病人が出た場合に、受診する病院はどこにあるのか・医療通訳スタッフがいる病院はあるのか・現地で旅行ガイドをする方としっかり打ち合わせをします。

また、添乗する海外旅行に常備薬として何を持って行くのかという事も確認し、出発までに行き先の国の医療レベルや流行している感染症などの知識を深めておきましょう

 

STEP1.まずは看護師転職サイトへ登録する

はじめに、海外旅行添乗看護師を扱っている看護師専門の転職サイトへ登録をします。インターネットを使用し、「旅行添乗看護師」や「イベント看護師」の求人がある看護師転職サイトを探すと、比較的簡単に見つかります。

 

ポイント!

ポイント

登録後に看護師転職サイトからの連絡手段を選ぶ際は、是非、電話を選びましょう。メールより電話で連絡をもらえた方が色々な情報交換ができ、メリットは大きいです。

 

STEP2.可能なら転職会社に直接面接に行く

可能であれば、看護師転職サイトの営業所に足を運び、ホームページ上に掲載されない求人を紹介してもらいましょう。まずは国内外問わず旅行添乗看護師を希望する旨を伝え、また、いつでも海外に行ける準備があるということも伝えます。

なぜなら、看護師転職サイトは旅行会社から求人がくると、1度でも旅行添乗看護師の経験がある看護師を優先的に連絡する事が多いからです。

そのため、1回目は国内外を問わず旅行添乗看護師を経験して、登録した看護師転職サイトの担当者に覚えてもらうことが、定期的に求人を紹介もらうファーストステップです。

 

ポイント!

ポイント

看護師転職サイトを選ぶ際に、自分の住んでいる地域に営業所があるか、という事も大きなポイントです。

 

STEP3.海外旅行添乗看護師の求人を受ける

海外旅行添乗看護師の求人は基本的に単発で突然やってきます。前述したように人気の高い仕事なので、看護師転職サイトから電話で求人があったことを伝えられ、その場で仕事を受けるか否かという返事を求められます。

自分の都合とマッチすれば、晴れて海外旅行添乗看護師として働くことができます。

 

ポイント!

ポイント

もし断ったら、次の候補者に電話をかけてどんどん決まってしまいますので、できるだけ断らないようにしましょう。

 

2.海外旅行添乗看護師に必要なスキル

外人と肩を組む海外旅行添乗看護師

海外旅行添乗看護師になるには、看護師としてのある程度の経験が必要です。特別なスキルは必要ありませんが、幅広い一般的な知識は必要です。

病棟だけではなく、一般外来や救急外来など科を超えての経験があるとより安心でしょう。旅行先に専門的な医療機器はありません。病気や怪我で病院に行くべきか、病院に行かずに様子を見ても大丈夫かという判断を的確に行うためにも、五感を使ったアセスメント能力は必要です。

その他、海外旅行添乗看護師に必要なスキルをご紹介します。

 

海外に耐性があること

海外旅行に仕事として行くわけですから、留学やワーキングホリデーなど海外で生活した経験を持っている・バックパッカーで複数の国を自力で旅行した経験があるなど、ある程度、自分の力で生活する力が求められます。

また、海外に行くと食文化の違いから体調不良を起こすことが多いのも現実です。海外旅行添乗看護師として同行しているのに、自分が体調を崩すわけにはいきません。

ですので、海外旅行添乗看護師は食文化に対応できる身体であり、時差や環境の違いにストレスを感じない看護師が求められます

 

最低限の語学力があること

海外旅行添乗看護師は、挨拶・買い物・レストランでの注文など海外旅行に必要な最低限の語学力が求められます。

最低限の語学力というと定義が曖昧ですが、求人によっては明確にTOEICやTOEFLの点数制限を設けている求人もあるかもしれません。

そのような制限がない求人でも、旅行中のお客様にとっては添乗看護師も1人の添乗員なので、旅行先で色々と聞かれたり頼りにされたりすることは多いのです。

 

海外旅行保険の使い方を把握していること

旅行中にお客様が病院に行くことになった時には同行するため、海外旅行保険の使い方や手続きなどを把握していることが求められます。

まずは自分で診する病院を探すより、海外旅行保険のトラブルデスクに電話をしましょう。そうすると、日本語が通じる病院・キャッシュレスで受診できる病院・海外旅行者になれている病院を紹介・予約をしてもらえます。

国により受け取り方に違いがありますが、受診後処方箋を持って院外の薬局へ行き、そこで一旦自己負担でお金を支払い、薬を受け取ります。

日本で病院に勤務している時から薬の商品名と薬剤名の両方を覚えておくようにすると、海外で馴染みのある薬が処方されたことも理解しやくすく、役に立ちます。

 

海外旅行保険を使用する際の注意点

病院までの往復の交通費(タクシー代など)・病院代・薬代のレシートは必ず保管しておくように伝えましょう。レシートがなければ保険がおりなくなります。

また、購入した薬のパッケージなどを写真に撮っておくか、そのまま持ち帰ると、帰国後の医療費請求の際に安心です。

帰国後に交通費や薬代を請求するときは、海外旅行保険に登録している住所にすでに請求用紙が届いているはずなので、サンプルを見ながら記入し、必要書類と共に郵送で請求してください。と説明しましょう。

 

3.海外旅行添乗看護師の1日の流れと仕事内容

仕事中の海外旅行添乗看護師

海外旅行添乗看護師の1日のスケジュールの一例を以下にご紹介します。

7:00〜7:30 ミーティング
7:30〜8:00 朝食
8:00〜9:00 出発
(旅行日程による)
12:00〜13:00 昼食
18:00〜19:00 夕食
20:00〜21:00 ミーティング

基本的に旅行をしているお客様は健康な人であり自己管理ができるので、難しく考える必要はありません。ですが、何か少しでも不調を感じた時は申し出てもらうように徹底します。高齢の方などで持病を持っている方などは事前に把握しておくことが必要です。

もし、旅行中に病院へ受診することになれば、他のお客様とは別の移動になります。その際、お客様が不安にならないように余裕の対応が求められます

 

旅行中の病気・怪我への対応

海外旅行中でよく見られる体調不良は以下の通りです。

  • 時差による倦怠感や眠気
  • 車酔い
  • 食事の変化による体調不良
  • 疲れが取れない

特に、時差に慣れていない方・充分な休息がとれていない方は、普段体調不良を起こすことが少なくても体調が悪くなりやすいです。

ほとんどの場合は、他のお客様が観光へ出かけている間にバスで休んでもらうという方法で解決します。この際、座位から臥位になることが大変効果的です。

病院へ行くほどの体調不良の場合は、一旦ツアーバスを降り、他のお客様の旅行に迷惑にならないように、また、合流する際にスムーズにできる場所まで移動して病院に行きます。

また、食事の変化による便秘・胃もたれの症状を訴えられた場合は、水分を多めに摂取するように促すことや、食事内容でアドバイスできる事があれば伝えられるとお客様も安心します。

ツアーで決まっている食事がどうしても合わない場合は、他の添乗員と相談して別のレストランを紹介することもあります。

 

低年齢のツアー参加者には精神的フォローが必要

高校生の修学旅行の添乗看護師として同行した時には、親元を離れたことで精神的に不安定になった生徒もいました。その際には「添乗看護師をはじめ、旅行会社の添乗員や教員すべての大人が、あなたのことを心配しているよ」と気にかけていることを何度も伝えました。

数人のグループごとの部屋に別れて宿泊をしますが、生徒が寝る前に全ての部屋に赴き、変わったことはないかという確認を行います。精神的に不安定な生徒は「お腹が痛い」「気分が悪い」など不定愁訴を訴えることもあります。

その際にはホットタオルを持参し、「お腹を温めると気分が楽になるよ」と渡しました。温罨法が本当に効果のある方法かは別として、そのタオルを回収するためにもう1度その生徒の部屋を訪れる事ができます。

その時は、その生徒には温罨法と数回の部屋への訪問がとても効果的で、翌日からは元気になり不定愁訴を訴えることもなくなりました。

1日の終わりのミーティングで、その生徒の様子と自分が行ったケアを必ず他の添乗員や教員と共有します。

「こんなので効果あるかな」と自分でも疑問に思うこともあるかもしれませんが、海外旅行での不安や精神的なストレスにはちょっとした人との係りで良い方向に向くことも珍しくありません。

 

病院へ行くか否かの判断

旅行中に運悪く体調を崩してしまったお客様を病院に連れて行くか否かの判断は、海外旅行添乗看護師の大切な仕事です。

病院に行くとなるとそのお客様の旅行の時間が少なくなります。高いお金を払って楽しみにしてきた海外旅行を中断することになるのです。ですので、本当に病院に行くべきか否かというのは悩みます。病院に行くべきだと判断するポイントは2つです。

  • お客様自身が病院に行きたいという場合
  • 看護師の目で見て病院に行かなければ自分では対処できない場合

体調を崩したり、怪我をしたりしたお客様が病院に行きたい場合、それを無理に止める権利はありませんので、同行しサポートします。

特に、気分不良や胃もたれなど自覚的な症状を看護師は数値化することはできませんので、お客様が病院へ行きたいと言われた際には迅速に行動します。

 

病院に連れて行く必要のない症状

旅行会社が常備薬として持っている薬やお客様が持参している市販薬を使用し、症状の改善が見られる場合は特に病院へ行く必要はありません。

また、怪我も同様、特に骨折が疑われない場合や、時間と共に痛みなどの苦痛な症状が軽減して行く場合は特に病院へ行く必要はありません。

 

病院に連れて行く必要がある症状

もちろん、怪我などで大量に出血している・縫合が必要なほどの傷がある場合は早急に病院で処置を受けます。

体調不良の場合、半日から1日経っても症状の改善が全く見られなかったり、重症化したり、他人へうつす可能性のあるものだと判断したら残りの旅行日数や行き先なども考慮して、病院へ行く事が求められます。

お客様が病院へ行かず旅行を継続したいと訴えた場合、放っておくとどのようになる可能性が考えられるかなど、なぜ病院へ行く必要があると判断したかをきちんと説明して納得してもらう事が必要になります。

 

4. 海外旅行添乗看護師として働く注意点

悩む海外旅行添乗看護師

海外旅行添乗看護師は人気求人のため、看護師転職サイトの担当者から連絡があった際にはすぐに受けられるよう、スケジュール調整が必要になります。

他の仕事をしながらだと長期のお休みが取りにくい場合がほとんどなので、海外旅行添乗看護師だけの仕事では生活するのは難しいです。その他、海外旅行添乗看護師として働く注意点を以下にご紹介いたします。

 

職歴やキャリアに繋がりにくい

海外旅行添乗看護師は、病院で活かせる看護技術を使うわけではないので、スキルアップにはなりません。

再就職で病院などに勤務しようとした際に提出する履歴書に書いても、なかなかキャリアとして認めてもらえないようです。アルバイトと認識されるので、看護師としては空白期間になります。

ポイント!

ポイント

海外旅行添乗看護師と言っても海外旅行の添乗員の一員なので、点呼など看護師としての仕事以外のことも任されることもあります。

 

旅行中は24時間勤務する状態になる

旅行中は、夜中でもお客様から体調不良を訴えられれば対応しなくてはなりません。病院の2交代や3交代などのように交代する看護師はいませんので、基本的には24時間勤務になります。

もちろん何もなければ普通に睡眠を取れますが、いつでも連絡を取れるようにしておく必要があります。

 

5.まとめ

海外が大好きで、仕事で海外に行ける海外旅行の添乗員を羨ましく思っていました。自分がワーキングホリデーで海外生活を経験し、1人でヨーロッパ7カ国を旅して少し自信がついた時にこの仕事に出会いました。

看護師も海外も大好きな看護師にとっては、まさに天職と言っても過言ではないと感じる魅力的な仕事です。

一方で、正規職員として勤務していたり、結婚し子どもを持っていたりするとなかなか出来ない仕事でもあります。海外旅行添乗看護師を目指すのであれば、それまでに自分がまず海外に慣れること、自力でトラブルに対応できる力を身につける必要があります

それにはある程度の時間が必要なので、一旦今のキャリアをお休みすることになるかもしれませんが、それでもやってよかったと思える仕事です。病院での看護師の仕事とはまったく違う雰囲気で世界が広がる素敵な仕事です。目指す方は、ぜひ頑張ってください。

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監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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