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腫瘍内科看護師の仕事内容・メリットデメリット

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現役看護師 のんぴー
腫瘍内科看護師の仕事内容

腫瘍内科とは内科の専門領域の1つで主に抗がん剤治療を行う患者を対象にしています。そのため、主にがん患者との関わりが多い分野です。

私の勤めていた病棟は消化器外科、消化器内科、腫瘍内科の混合病棟でした。腫瘍内科の患者は主には術前、術後の化学療法のために入院をしてきます。同じ患者を外科や内科の入院でみることもあり、継続的して看護ができる病棟でした。

このページでは、腫瘍内科で働く看護師の仕事内容と役割・メリットデメリットをご紹介いたします。

1.腫瘍内科で働く看護師の仕事内容と役割

点滴をする看護師

患者はがんを患っている場合がほとんどであり。化学療法を目的として入院しています。よって仕事内容は化学療法の看護が中心となっています。

40床ある総合病院の腫瘍内科で働く看護師の1日のスケジュールの一例を以下にご紹介します。

時間 仕事内容
8:15 出勤
9:00 環境整備
9:15 点滴の準備
10:00 バイタル測定
10:30 保清
(シャワーや清拭などの介助)
11:30 昼の配薬
12:15 昼休憩
13:15 カンファレンス
14:00 点滴
15:00 記録
16:30 申し送り
17:15 勤務終了

抗がん剤の点滴は各臓器がん別にプロトコールがあり、朝6:00から前点滴といって捕液や制吐剤を開始する場合もあります。それため夜勤看護師からの申し送りで点滴の進行状況を確認することが必要です。

 

抗がん剤の副作用の知識が求められる

それぞれの抗がん剤による副作用を知り、観察できることが腫瘍内科で働く看護師には求められています。

副作用は症状によって出現する時期が異なります。抗がん剤の点滴を開始してから24時間以内に起こるものとしては、悪心・嘔吐、下痢・便秘、アレルギー症状などです。 入院中は主に早期に出る副作用について観察をします。

後発的な副作用については退院時に患者に説明をします。退院後、どんな副作用が出るかとその対処法についての教育をすることも腫瘍内科の看護師の大切な役割と言えます。

抹消ルートからの点滴の場合、血管漏えいが副作用としてあげられ、放っておくと血管炎、感染症などの可能性があるため迅速な対応が求められます。

特に抗がん剤の血管漏えいは重篤なため、私の病院では医師に報告する義務がありました。対処法のプロトコールもありました。
 

抗がん剤の取り扱いについて

抗がん剤の点滴は必ず看護師2人で確認し、施行します。防護具を着用して肌に直接触れることを避けます。もし、点滴の交換時などで謝って抗がん剤に触れてしまった場合はただちに手洗いをしなければなりません。

私が勤務していた総合病院では、新人看護師は抗がん剤を取り扱うことはできず、2年目から施行できる決まりとなっていました。理由は副作用の十分な観察、迅速な対応が他の点滴よりも求められるためです。

 

2.腫瘍内科で働く看護師のメリット

医療の勉強

腫瘍内科で働く1番のデメリットは、「抹消血管ルート確保が上手くなる」ことです。なぜなら、毎日化学療法のために入院してくる患者に抹消血管ルートを挿入するため、血管を探すのが自然と上手くなるからです。

何度も化学療法のために入院を繰り返す患者は血管がもろくなっていることや、抹消血管が見つからない場合は中心静脈ルートとしてポートを鎖骨下に挿入する患者もいます。

そのため、様々な血管に対応できる注射スキルが身につき、今後転職する時に有利に働くでしょう。

 

がん患者を継続的にケアできる

術後の抗がん剤治療のために繰り返し入院してくる患者は経過を継続的にみることができるため、継続した看護が提供できます。前回の退院後の生活はどうだったか、食事で気をつけたことは何かなど、情報収集がしやすいです。

また、入院を繰り返す患者は慣れた場所で落ち着いて入院生活を送ることできるおかげで、看護師のことを受け入れやすい傾向があります。顔見知りになることで信頼関係が築けるため、看護が提供しやすくなります。

 

化学療法の最新の情報を知ることができる

私が勤務していた病棟では頻繁に新しい抗がん剤治療に関する勉強会を実施し、常に最新の治療について医療者間で情報を共有していました。

講師は主に薬剤師ですが、腫瘍内科医や外科医も治療方針や副作用に対する対処法について講義をしてくれたため、知識をつけたい看護師にはピッタリな職場です。

 

3.腫瘍内科で働く看護師のデメリット

抗がん剤

腫瘍内科で働く1番のデメリットは、「抗がん剤治療を取り扱うことのリスク」があることです。

抗がん剤は直接肌に触れたりすると炎症を起こす危険性があります。また、妊娠している看護師は影響を受けることもあるのでリーダーや師長と抗がん剤の点滴をしている患者に直接関わらないような配慮が必要になってくる場合もあります。

 

終末期の患者ケアが必要

腫瘍内科で働く看護師は、末期のがん患者のケアをすることも仕事内容の1つとなります。

化学療法を何度も繰り返し、これ以上は治療が続けられない患者で食事を摂ることが出来なくなった場合や日常生活援助が必要になった場合、痛みのコントロールが必要になった場合などで終末期の患者が入院してきます。

病院での最期を迎えることでの家族へのグリーフケアもケアの重要な部分を占めています。終末期の患者ケアが苦手な看護師にとってはデメリットと言えるでしょう。

 

4.まとめ

腫瘍内科で働く看護師はがん患者を継続的して包括的にケアが出来る、とてもやりがいのある領域です。がん患者は今後も増えていくため腫瘍内科の看護師の需要はますます高まっていきます。

腫瘍内科の看護師は病棟だけでなく外来勤務もあるため、ワークライフバランスを考えた働き方ができる分野でもあるため家庭や子供を持った看護師にもオススメの分野です。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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日本で看護師として3年間総合病院で働き、海外に住みたい夢を叶えるためオーストラリアに看護留学へ。2017年に念願のオーストラリアの正看護師になりました。日本の看護の良さを海外にもっと広めていきたいと思っています。海外看護師、海外医療に関する記事を中心に書いていきます。


カテゴリー:看護師業務内容の特徴


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この記事を書いた人:のんぴー
(公開日:)(編集日::2017年07月20日)

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