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ベテラン看護師の役割と転職する際の注意点

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「ベテラン看護師」と一言で言ってもその定義は曖昧ですよね。

このページでは、暗黙の了解になっているベテラン看護師の定義と、ベテランならではの転職の注意点をまとめています。

現在の勤め先で「ベテラン層」と認定され、転職を検討中の方はぜひ一読下さい。

 

1.ベテラン看護師の定義とは

ベテラン看護師の役割とは

ベテラン看護師とは、一定以上の年数看護師として働き、中堅以上の経験を持つ看護師のことです。

具体的に何年以上働くとベテランになるかは病院によって認識は異なるでしょうが、だいたい10年以上の経験があったり、40代以降の看護師はベテランと言ってよいでしょう。

 

即戦力がなければベテラン看護師とは言えない

 

年齢や勤続年数も目安にはなりますが、ベテランというからには、どんな状況になっても落ち着いて適切な対処ができることが求められます。

単に勤続年数が長くても、スキルが低かったり状況判断が出来ないとなると、ベテランと呼んでよいかは難しいところです。求人などでベテラン看護師を求めている場合は、当然経験年数だけでなく、転職先でも即戦力として看護を行い、同時に後輩の面倒をみたり、教育を行うところまで期待されています。そのため、ベテランと呼ばれる年代になるまでに、それだけのスキルを身につけておかなければ、転職するとなっても難しいケースもあるのです。

 

若い看護師達の人生のお手本に

看護師は資格職ということもあって、結婚や出産後も働く人が多く、多くの病院でベテラン看護師が働いています。若い看護師たちも、そういったベテラン看護師の活躍を見て、将来のキャリアをイメージしていることは多いでしょう。

家庭と仕事を両立している看護師も多く、若い看護師へのアドバイスもできます。看護師が慢性定期に不足している今、ベテラン看護師の活躍は欠かせませんし、一度退職した看護師を現場に復帰させようという取り組みも各地で行われています。

 

2.ベテラン看護師の役割とは

ベテラン看護師の役割とは

ベテラン看護師の役割は、まず一人前の看護師として看護の第一線で活躍することです。
経験値があるからこそ出来ることを求められます。

 

若いナースにはできないイレギュラーな場面での適切な対応

体力的な面ではどうしても新人や中堅看護師には劣るベテラン看護師ですが、患者さんへの臨機応変な対応や、トラブルがあった際の適切な処置などはやはり経験がものを言います。看護師として長く働いていると、いろいろなケースに遭遇することが増えるため、自然と状況に応じた対処ができるようになるのです。
 

教育係の中心になり若いナースを支える

また、新人・中堅看護師への教育もベテラン看護師には求められます。これは病院によって異なりますが、教育システムとして後輩看護師への教育体制を敷いているところもありますし、特にそんなシステムはなくても自然と指導するようになっている病院もあります。多くの病院では新人教育は中堅看護師が行いますが、やはりそれをフォローするのはベテラン看護師ですし、中堅看護師もベテラン看護師から学ぶ点は多いです。ベテラン看護師は、その豊富な経験を活かして、後輩看護師の育成を行うのです。

 

スタッフが円満に働くことができる雰囲気作り

さらに、ベテラン看護師はスタッフが円満に働くことができるような雰囲気を作ることも心がけるべきでしょう。女性が大半を占める看護職で、しかも非常に毎日忙しいとなると、どうしても人間関係が難しくなりがちです。そんな職場の空気をうまくコントロールし、新人や中堅看護師がスムーズに働くことができるようにするのは、年長者であるベテランにしかできません。病院としても、人間関係による退職者が出るのは避けたいですし、患者さんへのケアにも関わりますから、この点をベテランに期待するところは大きくなります。

 

3.ベテラン看護師のやりがいと負担

ベテラン看護師の役割と負担

では次に、ベテラン看護師ならではのやりがいと負担を見ていきましょう。

 

ベテラン看護師の心の余裕が「やりがい」を生む

ベテラン看護師のやりがいは、やはり新人や中堅の頃よりは心に余裕を持って看護ができるということでしょう。もちろん忙しいというのには変わりないのですが、経験を積むにしたがって、先のことが見通しやすくなることもあって、気持ちには余裕が出てくるものです。

患者さんひとりひとりに対しても、さらに適切な処置が出来たり、気持ちに寄り添った看護ができるようになるため、看護師としてのやりがいは十分に感じられるでしょう。また、師長などの管理職になるケースも多く、より責任ある仕事を任されることも増えていきます。

 

人間関係がこじれやすい看護師間をとりもたなければならない

その一方で、ベテラン看護師になるともちろん負担は大きくなります。看護師として患者さんに対する責任はもちろん中堅の時から変わりませんが、やはり中堅看護師の先輩としては、その監督責任を問われることもあるでしょう。特に管理職についている場合などは、部下の掌握も求められるため、負担はかなり大きくなります。いろいろな個性を持つ看護師ひとりひとりから信頼を得なければなりませんし、看護師同士で軋轢が起こらないように気を配る必要もあります。人間関係が難しいと言われる看護師たちを上手くまとめられるかが、ベテラン看護師にかかっているのです。

 

体力の衰えはベテラン看護師の最大の負担?

そして、ベテラン看護師と言われる年代になると、どうしても体力は低下します。ほとんど立ちっぱなし、歩きっぱなしの看護業務に加えて、夜勤などによる不規則なシフトが辛くなってくる看護師が増えるのも確かです。体力的な衰えは、ベテラン看護師の悩みのひとつだと言えるでしょう。

 

4.ベテラン看護師の転職理由

ベテラン看護師の転職理由

ベテラン看護師の転職理由はいろいろあります。中でもベテランならではなのが、体力的な負担が少ない職場に転職するというケースでしょう。
 

療養系の病院やクリニックへ転職して体の負担を減らす

看護師は激務だと言われますが、ある程度職場によって違いはあります。確かに急性期の病棟勤務は毎日忙しい上に夜勤もあって大変ですが、療養系の病院などは夜勤はあるものの急性期ほどバタバタしているわけでは有りませんし、入院施設のないクリニックなどは当然夜勤もありません。そのため、体への負担を考えて転職していく看護師も少なくないのです。

 

家事・育児・介護との両立をはかるために転職する

また、ベテラン看護師になると、家庭をもつ人も多いですから、家庭との両立を考えて転職するケースもあります。子どもの年齢よっては、子どもがいても働きやすいように育児支援のある病院に転職したり、逆に子供が手を離れたから育児支援よりも別の条件の良い病院に転職することもあります。また、夫の転勤や、親の介護のための転居に伴う転職も少なくありません。

 

ベテラン看護師でもキャリアアップは可能

ベテラン看護師になると、ステップアップのための転職はないと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。逆に、今までやってきたことはすっかり習得したから、今度は違うことに挑戦してみたい、という看護師は意外と多いです。

 

ポイント!

ポイント

年齢的にも挑戦するならこれがラストチャンスという気持ちで、意欲的な転職者はたくさんいます。違うことと言っても、これまでの経験は必ず役に立ちますから、思い切ってチャレンジしてみるのも良いでしょう。

 

5.ベテラン看護師の転職注意点

林みずほさん(ベテラン看護師)

林みずほさん 看護師ライター

ベテラン看護師の転職は、新人や中堅の看護師とはまた違った注意点があります。以下を確認しながら転職する場合の注意点を確認してください。

 

看護師の経験年数に関する転職時の注意

転職を考えたとき、看護師としての経験年数はどこへいっても重要視されます。ある程度の経験があれば基本給に加算される経験加算というものがあることをご存知でしょうか。ここで気を付けたいのが看護師の経験年数とは、資格取得からの年数ではありません。

例えば経験年数がトータルで20年でも、病院での勤続年数が5年であれば経験年数は5年と数えられます。では、経験年数は長ければ長いほど良いのでしょうか。転職で注意したい点は実はそうとも限りません。

 

長すぎる経験年数が逆に足かせとなる場合がある

経験年数が長いということは一か所での病院で勤続年数が長いということで、基本給も高くなっているのは自然なことです。

そういった人が転職を考えたとき、採用側は少し躊躇します。できるだけ人件費を抑えたいと思っているような場所であれば不採用となることもあり得るのです。同じ年齢の看護師であれば加算に関しては、経験年数5年と20年の場合、5年目の看護師のほうが少なく済むため基本給は低く済みます

そうなると採用されるのは経験年数5年の看護師となるのです。長すぎる経験年数が逆に足かせとなる場合があるのです。

 

管理職などからの転職は採用されないこともある

経験年数が長く、さらに役職が付いてる場合にも転職時は注意が必要です。転職先が管理職ポストとしての受け入れであれば問題はありませんが、そうでない場合には確実に収入は減少することとなります。

また経験年数も長く、管理職にまでなって退職をするということは何か事情がありそうだと、勘繰られる恐れもあります。

転職しないほうがいいこともある

現在のポストと同じかそれ以上のキャリアアップが条件であれば転職も良いかと思われますが、そうでない場合は転職すること自体を考え直したほうが得策であることが多々あります。

ベテラン看護師の方なので勢いで決める方はいないと思われますが、仕事を辞めても次の職場が見つからない、ということがないよう気を付けましょう。

 

ポイント!

ポイント

第一線から第一線への転職は年齢が若い看護師のほうが有利です。経験年数が長い人は自分なりの看護感が出来上がっている場合が多く、指導する側がとても気を遣わなければならないなどの問題が生じます。要は指導しにくいわけです。年齢だけの問題でなくても今までのやり方が身に沁みこんでいれば、新しい場所で違ったやり方を覚えるということは自分が思っているよりけっこう難しいものです。そういった面でも長すぎる経験年数は敬遠されることがあります。

 

6.ベテラン看護師の転職メリット

ベテラン転職のメリット
経験年数が長い看護師は転職できないのでしょうか。当たり前ですが、そんなことはありません。

実際に経験年数10年以上のベテラン看護師が必要とされる場所があります。それは施設系です。もともと看護師の人数が少なく、何かあったときには看護師の判断に任されるような職場では経験年数が長ければ長いほどその知識や技術があると判断されます。

ずっと第一線で活躍してきたベテラン看護師ならなおさら歓迎されることでしょう。老人介護系の施設だけではなく障碍者施設や精神科などでは経験年数の長い看護師を募集していることがあります。転職を考えたときには視野に入れてみましょう。

できるならば誰でも転職時は歓迎されたいですよね。
 

ベテラン看護師は転職時の勤務先を考慮しよう

転職する先をしっかりと考慮すれば経験年数が無駄にならずに済みます。でも一人でそういった職場を探すことには限界があるのではないでしょうか。「経験考慮・経験優遇」などと書かれていても実際はどの程度の経験を必要としてるのかは紙面上だけではわかりません。

しかも管理職者としての求人は非公開である場合が多々あります。その非公開求人を多く扱うのは看護師転職サービスです。

まずは仕事を辞める前にまずは登録をして相談してみてはかがでしょうか。どのような転職先があるのか調べてから辞めるのでも決して遅くはないはずです。辞めてしまえばそこで経験は途切れてしまいます。

 

7.転職求人の探し方

ベテランの看護師求人の探し方はいろいろあります。もちろん転職情報誌や、ハローワークなどにも求人はあるので、チェックしてみるとよいでしょう。

 

転職先の幅を広げるには求人サイトの活用を

より多くの求人から条件の良いものを探したいという場合は、パソコンやスマホで看護師転職サイトを利用するのがおすすめです。登録すれば、担当のコンサルタントがついて、転職が完了するまでしっかりサポートしてくれます。

希望の条件等は登録することになっているので、それを登録しておけば、条件にあった求人だけを閲覧することができますし、登録することで登録者にのみ開示される非公開求人もチェックすることができます。登録は簡単で、利用は転職が完了するまですべて無料です。サイトによっては転職成功でお祝い金がでるところもあるくらいなので、積極的に利用してみるとよいでしょう。
 

まとめ

看護師は3年、5年などの区切りで転職を考える人が多いと言われています。その次は10年も一区切りとなるでしょう。それ以上になると役職が付くなどそれなりに責任のある立場になるため、転職することよりも退職することが大変になります。

大変な思いをして辞めたのに転職先が見つからない、なんてことにならないようにしましょう。経験年数が長い人は転職先を十分に考慮する必要があります。

でもしっかりと選べばその経験は決して無駄にはなりません。どうしても転職をするなら、せっかく積み重ねた貴重な経験ですから、きちんと活かせる職場を探しましょう。

 


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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。


カテゴリー:年代別看護師転職

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年03月25日)

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  1. […] また、中間管理職のナースの方はこちらの記事中堅看護師の役割と転職する際の注意点・ベテラン看護師の役割と転職する際の注意点もご参照ください。 […]

  2. […] 0 […]

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