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( 看護師 保健師 )

訪問入浴における看護師の仕事内容と注意点について

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看護師バイト訪問入浴仕事内容

看護師の方は、シフト勤務をしている人が多くみられます。そのため、単発でのアルバイトなどをしている方も多くいます。中でも、訪問入浴のアルバイトをしている方は多いようで、看護師として介護の現場を経験したいなど、経験値を上げるために働く人も少なくありません。ここでは、訪問入浴のアルバイトをお考えの方に、知っておいてほしいポイントをいくつかご紹介します。

1.訪問入浴に関わる看護師の仕事内容とは

看護師 訪問入浴 仕事内容

訪問入浴とは、介護認定を受けており、自分や家族が手伝って入浴できない利用者が対象となります。そのため、介護認定は要介護3~5の利用者が多い傾向にあります。

訪問入浴は、まず始めに曜日によって利用者の振り分けがしてあるので、曜日ごとで訪問する利用者が異なります。1日に訪問する利用者の人数も、施設や曜日によって異なりますが、おおよそ1日に6~9件程度が一般的です。

出勤してから、本日訪問入浴する利用者の情報収集をします。

 

訪問入浴の利用者について

訪問入浴を行う利用者は、以下のような方が多いです。

  • 褥瘡等の傷の処置が必要な人
  • 在宅療養酸素をしている
  • PEG、ポート、CV、ペースメーカー等が体に埋め込まれている
  • 入浴時のバイタル変化が大きい人
  • 入浴前後に軟膏や内服等の薬の指示がある人
  • 医療処置が必要な人(吸引等)

などの方が訪問入浴を利用します。

訪問入浴を利用する人の多くは、自宅で介護を受けていて、なかなか家族だけでは入浴させられないケースが多くを占めます訪問入浴では組み立て式の浴槽を持参して入浴させるので、自宅の構造から浴室までに介護者を運べないケースでの利用もあるようです。

 

看護師の重要な役割は利用者の体調管理

訪問入浴の業務の中で、看護師が担うのは、利用者の体調を管理するという役割です利用者の自宅まで訪問し、バイタルサインの測定を行い、体調の具合を見て、問題がなければ入浴の準備に入ります。

また、訪問入浴は3人~4人のスタッフ1チームで行います。

  • 車を運転したり、お風呂を組み立てる人
  • 看護師
  • 介護士または手伝いスタッフ

上記からもわかるように、看護師が中心となって利用者と接することが特徴的です。入浴時に利用者の状態が変化していないか、アセスメントして、問題があれば看護師が対処します。

脱衣の介助やベッドから浴槽までの移動介助などは、スタッフと協力して行う場合がほとんどです。

 

入浴中は介護士が主体となる

洗髪をしたり、体を洗ったりなど、入浴中の介護も看護師が一緒になって行います。しかし基本的には、介護士さんが主導で入浴介護を行いますので、看護師は主に体調の変調などに注意しながら見守るようにしていることが求められます。

およそ15分程度の入浴が終わると、今度はお風呂から上がる準備に入ります。ベッドシーツを変えたり、上がり湯をして利用者の体が冷えないようにするなど、さまざまな業務を慌ただしくこなしていきます。

 

業務をスムーズに行っていくためには主体性が必要

介護士の方が主導になるので、基本的には看護師は様子を見ながら動くことになります。ただし、介護スタッフはみんな慌ただしく動き回っているので、指示を仰ぎたい時など、はっきり積極的に声をあげないと、業務がスムーズにこなせない時もあるでしょう。

 

利用者によっては入浴後に処置がある

浴槽からベッドへと移動介助をして、着衣の介助をします。この間、介護士は浴槽を片付けたりしているので、1人で介助の業務をすることも多くあります。利用者によっては、軟膏をつけたり、湿布を貼ったりする方も多いので、バイタルサインのチェックをしながら、ちょっとした処置なども担当します。

 

休憩の取り方は事業所によって違う

ただ、きちんとした事業所なら、単発の訪問入浴のアルバイトであっても、「休憩に入ってくださいね」と、優しく声をかけてもらえます。毎回同じ職場であれば、段取りがつかめるようになるので、休憩も充分に取ることができるようになるでしょう。

 

2.訪問入浴の仕事における情報共有について

看護師 訪問入浴 情報共有

訪問入浴の単発のアルバイトの場合は、事業所や事務所などに集合するところから始まります。更衣室で制服に着替え、バイタルサインを測定するのに必要な器具が揃っているかなど、ナースパックのチェックをしましょう。

訪問入浴の事業所によって違いはありますが、朝礼を行ったり、申し送りなどをするケースもあります。ほとんどの現場では、利用者さんのカルテを共有しますので、カルテをチェックして病状などの注意点を確認します。

 

訪問入浴の現場によって方法が違う?!

ナースの場合、どの病院でも申し送りを行うことがほとんどだと思います。日勤と夜勤の引き継ぎ時に情報共有をしたり、病院によっては時間を決めてナースステーションに集合することもありますね。しかし、訪問入浴の場合は事業所や事務所によって情報共有の仕方にかなりの差があるようです。

 

中には情報共有がなされなケースも・・・

患者さんの体調、様子を伺うことが看護師の大切な役割ですので、情報共有はとても重要な行為ですが、中にはきちんと情報共有をしない、ずさんな現場も報告されています。

基本的には、看護師がカルテを声に出して読み上げる、ヘルパーさんが指示を出すなど、間違いのないように工夫をしていますが、単発の仕事であるため、出勤したら「とてもずさんな環境だった」ということもあるようです。

 

ポイント!

ポイント

中には、利用者の病状などの情報共有が一切なく、仕事を行った看護師の方もいるようですので、こちらからも情報共有を促さなければいけないケースもあることを肝に銘じておきましょう。

 

3.訪問入浴は介護士との連携が大切

看護師 訪問入浴 介護士と連携

訪問入浴の仕事の場合、だいたい1件が40~50分と、時間が決まっていることが多いようです。午前中だけでも2〜3件の利用者を回ることもあり、予約が入っている限りは時間に遅れてしまうことは死活問題です。そのため、アルバイトで入っている看護師も、テキパキと業務を行わなければいけません。

 

自分から声をかけないと助けてもらえない

利用者によっては、全身麻痺などで体が思うように動かせない方もいらっしゃいます。そこで手間取るのが衣服の着脱です。体が硬直している場合、慣れない看護師では、衣服の着脱はなかなかスムーズにできません。かといって、他の介護士やスタッフは、入浴の準備や片づけで忙しく、なかなか看護師の業務を自ら手伝ってくれる人はいません。

衣服の着脱以外でも、「ここを支えてほしい」といった、業務上で必要になるサポートもあるでしょう。その際は、ためらわずに声をかけて、「すみません、ここを支えてもらえませんか」など、初めて会うスタッフにも、お願いしなければいけないケースが出てきます。

 

初対面だからこそ看護師のコミュニケーション能力が試される

1人でまごまごと困っているだけでは、誰も助けてくれませんし、最終的に時間がかかりすぎ、後のスケジュールに響いてしまうことも考えられます。単発の訪問入浴のアルバイトの場合は、なかなかできないことかもしれませんが、初対面でも充分にコミュニケーションが取れる能力は、この仕事では重要になるかもしれません。

 

4.訪問入浴のアルバイトをするなら、派遣?直接雇用?

看護師 訪問入浴 雇用形態

本業の看護師の仕事をしていて、週1日、週2日で仕事をしたいと思うと、どうしても頭に浮かぶのが派遣の仕事ではないでしょうか。経済的なことが働く理由であれば、シフトの調整のしやすさも、給与の面も、派遣の方が有利なことが多いです。

 

毎回慣れない環境に行くのはストレスとなりうる

しかし、派遣の場合は毎回同じ現場、同じ業者であるとは限らず、段取りが違ったり、スタッフともその場限りであったり、差があります。明日はどんな現場だろうとワクワクできればいいですが、それが不安になってしまう人にとっては、精神的な負担にもなりかねません。

 

関係性を築き上げたいのなら直接雇用へ

訪問入浴のアルバイトであっても、利用者の方やスタッフとの関係性をある程度積みあげたいのであれば、直接雇用でアルバイト先をひとつに絞るのもおすすめです。シフトの調整ができずに働けないようでは困ってしまいますが、訪問入浴の現場は人手不足のところもあるので、週1日からでも直接雇用を結べる事業所はたくさんあります。

 

訪問入浴の仕事を見つける時は口コミを要チェック!

もし、自分で訪問入浴の仕事を探すのであれば、口コミなどを調べてみて、働きやすさがどうなのか、リサーチしてみるといいでしょう。訪問入浴の仕事は、未経験でも、単発でも、給与がいいことが多いようです。

 

訪問入浴の仕事は他の仕事とダブルワーク可能?

3児の看護師ママさん【現役看護師の体験談】

看護師ライター3児の看護師ママ
訪問入浴の仕事は他の仕事とダブルワークが可能です。私自身、病棟に勤めていながらダブルワークをしていたのですが、訪問入浴は派遣だったため病棟の仕事がお休みの時に訪問入浴の仕事をしていました。

病棟での仕事は連続勤務が少なく、連続勤務は多くても3日から4日であり、体力的にも有り余っていました。そのため、経験として訪問入浴の仕事をしたいと思い、ダブルワークをしていました。

病棟の仕事とは全く違う新鮮さ、病棟とは違うスタッフ、病棟とは違い外の空気が吸える環境での仕事だったため、とてもリフレッシュできました。ダブルワークに疲れてしまった時は、訪問入浴の仕事が派遣の為、訪問入浴の仕事の頻度を調節してダブルワークしていました。

 

まとめ

訪問入浴で初めて働く方は、特殊な職場だなと思う看護師がいると思いますが、病棟との大きな違いは外に出れることです。よく病棟で働いていると、「こんな天気の良い日に建物の中に入るのはもったいないなぁ」と思う人は多いのではないでしょうか。

訪問入浴で働いて外の空気を仕事中に味わえることは大きなリフレッシュにつながります

いろいろな利用者のお家に訪問して、お話をしたり、いつもの病棟とは違うスタッフと話せることから新鮮さを感じることがが大きいです。

訪問入浴の仕事は、利用者さんの入浴の喜びに対面できるとてもやりがいのある仕事です。慣れてくれば楽しい!という看護師の方も多いので、ぜひ、自分に合った職場を探して、看護師としての経験値を上げみてはどうでしょうか。


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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
出身/年齢 ・東京都/28歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科


カテゴリー:訪問入浴

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年10月13日)

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2 コメント・感想

  1. […] こちらも詳しくは「訪問入浴における看護師の仕事内容と注意点について」を確認してみてください。 […]

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