訪問看護ステーションの看護師は小規模と大規模どちらが働きやすいのか

訪問看護ステーションの看護師は小規模と大規模どちらが働きやすいのか

在宅療養を選択する患者が増えている中、訪問看護ステーションも多く新設されてきています。

訪問看護ステーションの中には、独立した小規模のステーションと「総合病院や大学病院などの付属施設として設立」「数カ所の支店を持つ」等の大規模ステーションがあります。

ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介し、訪問看護に興味のある看護師が転職する際の働きやすさと違いを比べてみます。

【特集】看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

看護師の3人に1人は転職に不満足で<p>失敗!?成功するために! 転職を検討している看護師の方必見です。転職を成功するためには何が必要でしょうか。「転職が失敗した」「転職後にすぐに退職してしまった」「転職が不満足に終わった」などの回答をいただいた看護師に、失敗のポイントとは?

看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.訪問看護ステーションの規模別の特徴

訪問看護ステーションで働く看護師

訪問看護ステーションには、小規模ステーションと大規模ステーションといった規模の違いがあります。

規模の違う訪問看護ステーションには、それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

 

小規模の場合

小規模の訪問看護ステーションの場合、理学療法士や看護師が代表者となり、法人として立ち上げた個人事務所が多いです。

小規模なステーションは、常勤看護師が3名程とパートなどの非常勤看護師を含めて5名程度で、スタッフ間の人間関係が良好なことが多く、上司との距離も近いため対応が柔軟で意見が反映されやすいことが特徴です。

 

大規模の場合

大規模の訪問看護ステーションは、

  • 総合病院や大学病院などの大きな病院が母体で、その一部署として訪問看護部門を設けている場合
  • 訪問看護ステーションを地域でいくつも支店を持って運営している大規模な会社の場合

等があります。

大規模なステーションは、常勤看護師が5名以上おり「受け持ち患者を持つこと」「オンコール体制に余裕が持てること」「母体がしっかりしていて経営状態が安定していること」が特徴です。

 

2.小規模の訪問看護ステーションへ転職する場合

小規模の訪問看護ステーションで働く看護師

看護師が小規模の訪問看護ステーションへ転職する際のメリット・デメリットには、どのようなものがありどのような特徴の看護師が向いているのでしょうか。

それぞれについて、以下で確認していきましょう。

 

転職のメリット

小規模の訪問看護ステーションは、風通しが良く「患者や家族のためにすべきこと」「なぜするのか」等の意見や疑問を言いやすく、挙がった意見がすぐに反映されるところがメリットです。

スタッフが少なく、看護師の雰囲気や看護観が似ている事が多いため、社長の考えや他のスタッフと会った雰囲気をよく見て「自分と似ているな」と感じたら、人間関係も良好な関係を築くことができるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

小規模ステーションは、大きな組織に縛られないため委員会や強制参加の研修もなく、時間や業務を厳しく管理されているという拘束感がないため、メリットと言えるでしょう。

 

転職のデメリット

小規模ステーションは、母体がしっかりある訳ではないため、「給与・賞与・福利厚生などが高待遇とは言えない」「経営を維持していけるかという不安を持つ」等の場合があるでしょう。

その他のデメリットについては、以下の通りです、

 

体力が続かない

小規模ステーションは、スタッフ人数が少なく「休みが取りづらい」「オンコール体制や休日出勤などがある」ステーションによっては24時間体制を取っているため、体力が続かない可能性もあります。

そのため、小規模ステーションに応募する際は「24時間体制の有無」「オンコールの頻度」「休日・有休日数と消化率」等を確認しておきましょう。

 

ルールが曖昧

小規模ステーションは、人数が少ないがゆえにルールが曖昧ということもあります。

カンファレンスや決定事項の議事録がなく、情報が前後することや報告漏れがあることで共有できていないこともあるため、そのような曖昧さや緩さを不安・不満に思う場合は避けた方が良いでしょう。

 

患者獲得のための営業は、社長や管理者が行いますが、病院やケアマネジャーからの患者紹介が少なく経営不振になると「不必要な訪問回数を増やす」「状態悪化や家族介護力の低下があっても入院・施設入所をせず在宅療養を続けるよううまく話をつける」等の悪徳ステーションもあるようです。

 

向いている看護師の特徴

小規模ステーションでは、誰かの指示の中で動くのではなく、

  • 自分の意見を持って患者や家族に寄り添いたいと考えている
  • 大きな組織のしがらみやなかなか変えられない慣習に辟易としている
  • これまでの人間関係に疲れた

等の看護師が向いていると言えるでしょう。

 

小規模ステーションで勤務している例

私は、現在小規模ステーションで勤務していますが、経歴は様々ながら自分と同じような看護観を持つ仲間と一緒に働く心地良さを実感しています。

ちょっとした時間にすぐ相談してカンファレンスを持てることで、自分の考えに自信を持って患者と向き合うことができるため、とてもやりがいを感じることができます。

 

3.大規模の訪問看護ステーションへ転職する場合

大規模の訪問看護ステーションで働く看護師

看護師が大規模の訪問看護ステーションへ転職する際には、どのようなメリット・デメリットがあり、どのような特徴の看護師が向いているのでしょうか。

以下で詳しく説明していきます。

 

転職のメリット

大規模ステーションは、給与面・福利厚生面も高待遇なことが多いことや、母体経営が安定し病院や地域との連携が取れているため、患者が絶える心配がないことがメリットです。

その他の大規模ステーションへ転職するメリットは、以下の通りです。

 

チーム医療体制を引き継ぐことが可能

大規模ステーションが病院母体の場合、病院や施設で実施されていた医師や薬剤師、看護師などとのチーム医療体制を引き継ぐことができます。

在宅療養が入院治療の経過を踏まえた中で計画されるため、「病状が悪化した際に円滑に入院ができる」等、患者や家族にとっても包括的な療養生活となり、訪問看護師にとっても医師や病院との連携がスムーズなのはとても安心感があります。

 

オンコール体制やシフトに余裕がある

大規模ステーションは、スタッフ人数が多いため「退職者が出ても人事異動でマンパワーの早急な補充が可能」等、オンコール体制やシフトに余裕があることもメリットです。

 

看護の目的や成果を客観的に評価される満足感を得られる

大規模ステーションでは、1日の訪問件数が4~5件で少なく余裕を持って訪問できるため、バイタル測定や処置だけでなく「患者や家族とのコミュニケーションも時間をかけられる」という訪問看護の醍醐味や「看護計画立案・評価やカンファレンスに時間をかけられる」ことから、自分の実施した看護の目的や成果を客観的に評価される満足感を得られるでしょう。

 

転職のデメリット

訪問看護ステーションが大きい組織であるほど役割が看護師それぞれに与えられ、役割に見合った成果が求められるため、自分の理想とは違っても従わなければならない窮屈さを感じる場合があります。

 

自分の意見は反映されにくい

訪問看護を目指す看護師は、「患者や家族の望む生活を支えたい」という強い思いや理想の看護を明確に持っている人が多いため、組織の中で自分らしさや自分の意見を伝えてもなかなか採用されず、看護に反映されないフラストレーションもあるでしょう。

 

注意点!

ポイント

大規模のステーションは、大人数であるため気の合わない人もいる可能性もあり人間関係で気を遣うこともあるでしょう。

 

向いている看護師の特徴

大規模な訪問看護ステーションは、「安定した環境で安定した給与と休日を確保できる仕事ができれば、組織のしがらみや人間関係もこだわらない」という看護師に向いているでしょう。

なぜなら、自分らしさや看護観を持ちながらも主張せず人に強要もしない柔軟な考えであれば、新しい環境でのやり方や慣習にも早く馴染むことができるからです。

 

4.まとめ

訪問看護ステーションの小規模と大規模についてそれぞれ紹介してきましたが、いかがでしたか?

どちらもメリット・デメリットがありますが、同じ訪問看護として患者や家族の生活に入り込んで療養を支援していくことには変わりありません。

ここで紹介した内容が全てのステーションに該当する訳ではありませんが、自分に合う職場を選択する際の参考にしてみてください。

看護師の口コミでランキング

看護師転職サイト口コミランキング

1位  ‣看護のお仕事
【全国対応】【求人12万件以上】
2位  ‣ナースではたらこ
【全国対応】【担当質高・求人数高】
3位  ‣マイナビ看護師
【全国対応】【担当者質高】
4位  ‣ナース人材バンク
【全国対応】【求人数高】
5位  ‣ナースフル
【全国対応】【コンサル高】

 

はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

運営会社 ・記事等に関する問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。