訪問看護師で私が感じた3つのストレスと解決方法

訪問看護は、ご存知かと思いますが在宅での療養生活において日常生活援助をしたり治療補助を行なったりします。

その業務の特性から、病院勤務とはまた違ったストレスを感じることが看護師としてあります。

そのストレスが原因で訪問看護が「合わないと思う」「辞めてしまう」看護師が多いのも事実です。

訪問看護は、今後需要がある仕事であり、病棟勤務やキャリアを積んだ看護師の復職先として選択肢に入る仕事です。

訪問看護で受けるストレスは、慣れればうまく対処できる場合も多いです。

このページでは、私の経験を元に、訪問看護特有のストレスと、その解決方法について詳しくご紹介しいきます。

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1.患者・家族との価値観が合わないストレス

車いすを押す訪問看護師

訪問看護師の仕事をしていく上で、患者・家族に対し

  • 「もっとこうすれば病状は良くなるのに」
  • 「もっとこうしたら楽になるのに」

と思うことは沢山あり、価値観が合わずにそれが大きなストレスとなることがあります。

看護師として、様々な患者をみてきたプロとしてのアドバイスも、患者・家族の価値観の前では「無意味」と言われることも珍しくありません。

そうなると、どうして受け入れて貰えないのか、と葛藤したり、病状悪化で入院したり苦しんでいる姿などを見たときに「もっと私達にできたことはあったのではないか」と思ってしまうこともあります。

 

ストレスの解決法:価値観の多様性を認めるしかない

私の経験では、そもそも在宅療養を選択する方は、医療者にお任せの治療で満足できず、自分の信念や人生観をしっかり持って貫きたいと考えている方が多いです。

ですから、その価値観に寄り添い、まず共感していくこと、価値観を認めることが大切です。

一般的にこの方法が良いという根拠があっても、その人が信じる対応の方が安心できるならば、効果が期待できなくても満足できることもあります。

そのような価値観の多様性を認め、「良かったですね」と笑顔で言えることが結果的に看護師自身もストレスを感じることなく向き合うことができるでしょう。

 

在宅看護では療養の場が病室ではなく患者・利用者の生活している家であるため、病院での療養支援と大きく異なります。病院であれば、病院のルールを掲げて守って頂くよう伝えることができますが、在宅でのルールは患者本人や家族が作っています。そのため、看護師や医療者側がそのルールを守らなくてはなりません。

 

2.一人で訪問することへのストレス

看護師と患者

訪問看護師はほとんどの場合一人で訪問して看護提供します。

患者を見て何かおかしいと感じたとき、病院ではそばにスタッフがいて、すぐに相談して、その場で一緒に見てもらうことで異常か否かを判断して貰うことができますが、訪問看護師は一人で判断しなければなりません。

訪問看護師の場合、命に関わる緊急性の判断だけではなく、

  • 経過観察でよいこと
  • 受診したほうがいいこと
  • 内服をすべきこと
  • 処置の変更

など、ちょっとした判断が日々求められています。

もし経験豊富な他の看護師だったら、違う判断をしただろうか、と迷うこともあり、自分の観察力やアセスメント能力に自信を失うこともありストレスに感じる場合もあります。

 

ストレス解決法:報・連・相をタイムリーに行う

一人で訪問することへのストレスを解消するには、報告・連絡・相談をタイムリーに行うことを心掛けましょう。

私は訪問看護師になったばかりのとき、一人で訪問することへの責任を感じてしまう、と上司に言ったことがあります。

上司は「なんでも連絡や相談してくれればいいし、訪問したあなた一人に責任が及ぶことはないよ」と言ってくれました。

病院ではカンファレンスやリーダー報告の時間が取られているので、スタッフが逐一報告しなくてもリーダーから確認されるため安心感があるかもしれませんが、訪問看護師は上司への報告はほぼスタッフ自身の判断と自発性に任せられています。

つまり、自分から発信していくしかないのです。

 

補足説明!

ポイント

こまめな報告連絡相談は、すぐに報告すべきことと後からの情報共有でもよいことが自分自身でも分かるようになり、スタッフコミュニケーションも豊かにしますので、是非積極的にしていきましょう。

その場の状況を実際に見せることが難しいので、皮膚や創の状態などは写真に撮ってそれを上司に送信し共有することもおすすめです。

 

3.訪問先で時間に追われるストレス

運転する女性

常に時間に追われるストレスも、訪問看護師特有のものでしょう。

在宅療養中で訪問看護師を必要としている方は、看護師が訪問してくる時間を見ながらまだかまだかと待っている方も多いので、遅れるとご迷惑がかかったり嫌味を言われることもあります。

訪問が一つ遅れると次から次へと遅刻が積み重なり、最後の訪問はかなり時間がずれることになるので、予定時間に訪問できないことは、かなり気持ちに焦りを生じさせます。

この場合、自動車での訪問では交通事情での遅れも焦りやイライラを生むので、安全運転を心掛けたくてもつい無謀な運転になりがちです。

 

ストレス解決法:訪問ルートを考慮して貰えないか上司に掛け合う

訪問看護師が、時間に追われるために患者の訪問が十分できずおざなりになり、焦りから自動車事故を起こしてしまったら、本末転倒です。

訪問件数が多い・遠いルートが続いて移動時間がかかるなど、明らかに時間を要することが分かっている場合、考慮して貰えないか上司に掛け合ってみましょう。

効率的に回るためのルート変更や訪問前の猶予時間を設けるなど、対応して貰えるはずです。

 

患者のためにも・自分自身のためにも

患者・家族の満足度だけでなく、看護師の満足度が高い訪問は、看護師のやりがいを生み出します。自分自身のためにも、勇気を持って上司に伝えてみましょう。

 

まとめ

指をさす看護師

訪問看護師で抱えたストレスを溜め込まず早めに解消するために、ここで紹介した内容を是非参考にしてみてください。

また、このページを見ている訪問看護師の方の中には、ストレスが限界にきて転職を検討されている方もいるのではないでしょうか。

そういった方は、社長・所長とスタッフとの関係性が良好である訪問看護の職場を探してみてください。

 

責任者がスタッフの話をどれだけ傾聴してくれるかが大切

責任者の話し方やステーション内のコミュニケーション、スタッフに笑顔がある雰囲気であれば、ストレスを持ち越さずに働くことができるはずです。

なぜなら、社長・所長などの責任者がどれだけスタッフの話を傾聴してくれるかが、訪問看護師として気持ちよく働ける鍵を握っているからです。

この記事が、悩める訪問看護師の方のお力になれれば幸いです。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

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