看護師が患者・先輩・医師・急変・ミス・夜勤を怖いと感じた場合の対処法

著作者

ケロリン

現役看護師

ケロリン

( 看護師 )

看護師が患者・先輩・医師・急変・ミス・夜勤を怖いと感じた場合の対処法

ケロリン
現役看護師ケロリン

普段、仕事をしているときは、「仕事が怖い」ということを表面に出していない看護師がほとんどだと思います。ですが皆、少なからず「仕事は怖い」と思いながらやっています。

それは、看護技術や急変についてだけではなく、時には、患者や先輩看護師などの「人間関係」に怖さを感じることもあるでしょう。

しかし、「怖い」のは看護師にとって決して悪いことばかりではありません。

怖いから勉強もするし、慎重に仕事をしようとも思います

ここでは、私の長年の看護経験を通し、看護師のありとあらゆる「怖い」にどのように対処すれば良いのか、ご紹介していきます。

どの看護師も皆、「怖い」を乗り越えて毎日前に進んでいるのですから、あなたも大丈夫ですよ。目の前には楽しい未来が広がっています。

1.患者が怖い場合の対処法

患者が怖い場合

看護師として、患者さんが怖い場合の対象方法をお伝えします。

患者さんとのコミュニケーションが苦手と感じる看護師の方は『「会話が苦手・・・」患者さんとのコミュニケーションの取り方』も確認してください。

 

(1)対処法:できるだけ低姿勢で話す

見た目が強面、大声で怒鳴るタイプの患者の場合は、できるだけ低姿勢で声も穏やかに話すようにします

患者に対してぶっきらぼうに対応すると、このタイプの人はますます声を荒げたり、物にあたったりするので逆効果です。

丁寧に対応すると必要以上には絡んできません。

 

(2)対処法 :声をかける前に深呼吸をする

不平不満が多く、看護師に対しても口調の粗い患者の場合は、まず声をかける前に大きくゆっくりと深呼吸してから対応しましょう。

緊張すると浅い呼吸になりがちで自分の不安な思いやイライラが態度に出てしまいます。

そして、このような怖い患者に対応した日は自宅に帰ってから、自分をねぎらいましょう。「今日は苦手な患者さんの対応をしたけれど、笑顔で接することができたね。えらいね。」とか「イライラしても表情にも態度にも出さなかったね」とか自分を褒めてください。

【体験談】

ちなみに私は、怖い患者に対応してストレスを溜めてしまったような時には、いつもより良い紅茶を好きなティーカップに入れて飲む事で、ストレスを解消していました。

 

2.先輩看護師が怖い場合の対処法

先輩看護師が怖い場合

先輩看護師が怖い場合の対処法について説明してきます。

看護師が気が強い場合も多いため、「性格がキツイ看護師(同僚)への対処法とは?」も参考にしてください。

 

(1)対処法 :先輩看護師の怒りどころを把握しておく

先輩の怒りどころを把握しておきましょう。自分で分からない場合は同期に聞いてみましょう。怒りスイッチさえ押さなければ、自分が迫害されることはないだろうと安心してみましょう。

前の職場に昼食の時間が遅くなってしまうと短気を起こす先輩がいました。

私は必ずその先輩がいるときは先輩を先上がりにして昼食をとってもらっていました。

 

(2)対処法 :同期と愚痴を言い合う

怖い先輩は誰に対して怖いです。同期とランチにでも行って、愚痴を言いましょう。自分が先輩から言われたことは、同期も言われているはずです。

みんなに言っているのだと分かれば、あなたの気持ちも晴れるでしょう。

 

(3)対処法:その場では一応したがっておく

意地悪すぎて怖い先輩の場合は、このタイプは誰に対しても意地悪なので、直接関係のある仕事をしているときは、一応したがっておきましょう。

ですが、あまりにも理不尽なことや仕事で不利益を被るときは、仲の良い先輩や上司に相談してみましょう。意外とその人が異動になったり、辞めさせられたりする時もあります。

以前、私の職場にもそのような人がいましたが案の定、異動になりました。

 

(4)対処法:医師と仲良くするのを控える

嫉妬心が強いタイプの先輩は、医師と仲良く話をしている後輩看護師に目をつけたりするので、その先輩がいるときは、医師と仲良くするのは控えましょう。

 

3.医師が怖い場合の対処法

医師が怖い場合の対処法

看護師として医師が怖い場合の対処方法を説明していきます。

また、怖がるのではなく好かれるように動くことも重要です。詳しくは「医師に好かれるために取る行動は?現役看護師アンケート」も合わせて確認しましょう。

 

(1)対処法 :他の看護師に仲介してもらう

どうしても、新人だったり、自分が異動したてだったりすると、そこの医師と関係性がとれていないために、口調の粗い医師に対しては、怖いと思ってしまいがちです。

この場合は、その医師とコミュニケーションの取れている他の看護師に聞いてもらったりすると良いでしょう。

そのような看護師がいない場合は、腹をくくって、罵倒されようが医師に話しかけてみましょう。意外と自分に実力がついてくると、怖い先生も怖くなくなります

時間の経過とともに関係性も変わってきます。今、怖い苦手だと思っていても、2~3年後には仲良くなっているかもしれません。

 

(2)対処法 :物理的に距離を置く

口調がきついことや、物にあたる医師の場合は、物理的に距離を置きます。更年期に入った女性医師に多いのですが、仕事の忙しさに比例して機嫌も悪くなっていきます。

以前働いていた病院の女性医師は、機嫌が悪くなるにつれてPCのキーボードをたたきまくり壊していました。

このような時は、その場から少し離れたところにいるようにしましょう。

近くにいたら自分もとばっちりに合います。

 

4.急変が怖い場合の対処法

急変が怖い場合

(1)対処法 :日ごろから勉強しておく

急変は誰でも怖いものです。

私も新人の頃は怖かったですし、今も、急変時には緊張します。

しかし、急変時に自分の思考が停止することや、体が動かなくなってしまうことはあってはならない事なので、急変時の対応は、日ごろから勉強しておきましょう。

そして、目の前に急変した患者がいた時は、とにかく人を呼んでください。そうすれば、慣れたスタッフが処置を行いますし、自分も勉強になります。

 

(2)対処法:急変時の対応のデモンストレーションに参加する

新人の方は、自分自身の経験不足から、急変が「怖い」と感じていると思います。1年目の早い段階で、急変時の対応のデモンストレーションに参加しましょう。病院内の研修に参加するでも良いですし、病院外の研修に参加するでも良いです。

【体験談】

私は、院内教育の充実した病院に新卒で入職したので、入ってすぐ、3年目の先輩が企画した、急変時のデモンストレーションに参加させてもらいました。おかげで、夜勤を経験する前に、急変時の対応をイメージすることができました。

 

(3)対処法 :とりあえず自分のできることからやる

急変時にスタッフが2~3人いる場合は、とりあえず自分のできることからやりましょう。

直接処置を施すスタッフは経験者がやりますから、それ以外の必要物品を持ってくる。または急変時の記録をとるでも良いです。

これなら自分でもできるということからやってみましょう

 

5.ミスが怖い場合の対処法

ミスが怖い場合

看護師の仕事を行っていると常にミスする恐怖と戦っている看護師も多いのではないでしょうか。

以下合わせて確認してください。

それではミスが怖い場合の看護師の対処方法について説明していきます。

 

(1)対処法 :他のスタッフのインシデントレポートを必ず読む

他のスタッフが起こしたミスでも、自分も起こす可能性があるので、インシデントレポートは必ず読むようにしましょう。

ミスは誰でも怖いです。

今でも私はミスして患者に不利益が生じると、ドーンと落ち込みます。

ですがミスしたことは次回からしないように必ず、対策を毎回立てるようにしています。

 

(2)対処法:自分がどのような時にミスしやすいか考える

自分がどのような時にミスしやすいか考えてみましょう。

  • 気が焦っている時
  • それとも怖い先輩と夜勤をしている時
  • 重症者がいて、緊張している時
  • 風邪気味で体調不良の時
  • 好きな人ができた時
  • 失恋した時
  • 急患が入った時

その看護師によって、ミスしやすい状況は違うと思います。

自分がミスを起こしやすい状況を紙にでも書き出して整理してから、対応策を立てましょう。

例えば、気が焦りやすい人は、行動を移す前に一呼吸おいてから、行動するなども効果的です。

 

(3)対処法:インターネットを使って、自分と同じ失敗をした人がいないか探す

自分でミスした時の対応策が立てられない人は、インターネットを使って、自分と同じ失敗をした人がいないか探しましょう。

そして、その人がとった対応策で良いと思うものを真似してみましょう

はじめは真似からで良いです。

そのうち、それが習慣化されれば、ミスの少ない看護師になれるでしょう。

 

6.夜勤が怖い場合の対処法

夜勤が怖い場合

夜勤が怖い看護師の場合、患者の対応が怖い場合と、深夜の病院が怖い場合と2つあります。

両方の対処方法をお伝えしていきます。

 

(1)対処法  :日勤のうちに重症者の情報収集を十分に行っておく

夜勤になると一人で多くの患者を見ないといけないので日勤より勤務するのが怖いです。できるだけ、自分の不安を軽減させるように、日勤のうちに重症者の情報収集を十分に行ったりしましょう。

また、急変しそうな患者がいる場合は、急変時の道具をあらかじめチェックしておきましょう。

 

(2)対処法  :夜勤者のチェックは当日の夜勤直前に行う

夜勤を一緒に行う先輩が怖い場合は、できるだけ、夜勤者のチェックは当日の夜勤直前にしましょう。

1週間も前から夜勤を誰と組むかチェックしてしまうと、その1週間怖い思いをしてしまいます。

怖い思いは直前とその夜勤中だけで良いです。

 

(3)対処法:幽霊が怖い場合(体験談)

夜勤中に霊が出てきて怖い場合があります。

病棟に勤めていると、亡くなった方の霊なのでしょうか、夜中の2時3時に不思議な経験をした看護師は多いと思います。

病院によっては必ず出る場所もありますし、そのようなエピソードを持っている看護師も多いでしょう。

そのような経験がない看護師の方は、このような対処法はいらないでしょうが、まあ、知っておいて損はないと思います。

【体験談】何かアイテムを持っておくこと

その時の対処法は、何かアイテムを持っておくと良いです。

数珠でも良いですし、塩でも良いです。ちなみに私は数珠でした。悪寒がするときは、般若心経を唱えます。そうすると、霊のほうからいなくなってくれます。自分が信仰する宗教で良いですので何かアイテムや唱えるものがあると良いです。

 

7.申し送りが怖い場合の対処法

申し送りが怖い場合

申し送りが怖い看護師の方へ、対象方法をお伝えしていきます。

まず、スムーズに行うための基本として「看護師が申し送りをスムーズに行う方法と分かりやすく伝えるコツ」も合わせて確認しましょう。

 

(1)対処法 :申し送りのうまい人の送り方を観察する

日ごろから申し送りのうまい看護師の送り方を観察し、真似してみましょう。

申し送りのうまい看護師はポイントをおさえて申し送りをお願いします。

自分もそのポイントをおさえて申し送れるように努力しましょう。

 

(2)対処法 :申し送り用のメモを工夫する

申し送り用に作っている自分のメモを工夫してみてください。

重要なことを必ず申し送れるようペンで色分けするとか、印をつけるとかでも良いです。

申し送る相手が怖い場合は、申し送り用のメモもいつも以上に書き込んでおきましょう。できる先輩の場合は、質問されても困らないように回答を準備しておきます。

ただの意地悪で怖い先輩の場合は、質問の内容も意地悪なので、答えられなくても「すみません」と言っておくだけで良いです。

 

(3)対処法:オドオドしない

夜勤でリーダーをやるときには、朝、スタッフ全員の前で、申し送りをすることがありますが、人前に出て発表することが怖いと感じる方もいると思います。

まずは、人前に出る訓練だと思い、深呼吸してから申し送りをしましょう

別にスタッフの顔を見る必要はないので、送る内容に集中して送りましょう。

声が小さいと、指摘されることもあるので、大きめの声で、はっきりした口調で、送ります。オドオドしていると、逆にツッコミが入ります。

 

8.まとめ

今回は、「看護師の仕事が怖いときの対処法」について、まとめてみました。

仕事の怖さを感じることができる看護師は、危機予測のできる看護師です。

伸びしろがあるという事なので、怖さから逃げるのではなく、前向きに対処していきましょう。


看護師転職サイトの口コミ評価

1位  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【求人12万件以上】
 →看護のお仕事口コミへ
2位   ‣ナースではたらこ
 【全国対応】【担当質高・求人数高】
 →ナースではたらこの口コミへ
3位   ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
 →マイナビ看護師の口コミへ
4位   ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
 →ナース人材バンク口コミへ
5位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
 →ナースフル口コミへ

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

【Pick up!注目の記事】



神奈川の総合病院で5年、その後地方の総合病院で11年勤務し、看護学校で2年教員をしました。母の介護を境にクリニックに勤務するようになり、現在はパートとして働いています。自分の環境に合わせて働き方を変えているので、いろいろな働き方をしたいという方のお力になれると思います。

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・鹿児島県/46歳
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・看護学校
診療科経験 ・肝臓内科 ・神経内科 ・整形外科 ・小児科 ・小児外科 ・新生児科 ・皮膚科 ・呼吸器内科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師の実情

(公開日:)(編集日::2018年05月18日)

関連記事

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。