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そらの

看護師ライター

そらの

( 看護師 )

仕事に疲れた看護師に読んでほしいおすすめの本4冊

公開:、更新:2018年05月18日
読書をする女性看護師

看護師という職業は、「人の生と死」を間近に感じるものであり、その中に起こる「喜びや悲しみ」が患者だけではなく、看護師の心に流れ込んでくることで大きなストレスとなってしまうことがあります。

「仕事に疲れたときどうしたらいいか」と思ったときに読んでもらいたい本を集めてみました。

本を読む余裕がない看護師も、これを機会に1冊だけでも読んでみてはいかがでしょうか。

1.生き詰まりの看護師へ「アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ」

アドラーに学ぶよく生きるために働くということ

画像引用元:www.amazon.co.jp

タイトル アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ
著者 岸見一郎
出版社 ベスト新書
出版日 2016年7月9日

「人から褒められたい・認められたい」という思いがある看護師や、「働くために生きているのか、生きるために働いているのかわからない」と感じている看護師に読んでもらいたい1冊です。

また、「叱られるために失敗する人が存在する」などの話についても触れられているため、看護師として心理学を勉強したい方にもおすすめの本です。

amazon.co.jpの口コミ】
働き始めてしんどい思いをしている新人さん、就活をしている人、社会人3年目で今までを振り返ってみたい人、退職してこれから生活を再構築する人……どんな人にも働くこと、生きることについて岸見先生が多くの事を示唆してくれる本だと思います。
中々難しいことではありますが、自身の承認欲求、他人の承認欲求からも自由になって、世のため人のため生きる、という純粋な気持ちを思い起こさせてくれます。

 

本の内容と詳細について

著者の岸見一郎氏は哲学者であり、それと並行してアドラー心理学の研究をしています。

「アドラー」とは、心理学者のアルフレッド・アドラーのことで、この本はその考えから、よりよく生きるためにどのような働き方をすれば良いかといったアドバイスを貰える内容になっています。

内容の詳細については、

  • そもそも人々はなぜ働くのか
  • 働くことの意味は何であるのか
  • 職場の対人関係を改善するために、どのような考え・対応が必要なのか
  • 幸せに生きるためのこれからの働き方について

それぞれについて述べられています。

この本の中には、医療現場についての事例も豊富に記載されているため、看護師など医療関係者であれば納得しながら読み進めることができるでしょう。

 

本の一部を紹介

著者が精神科クリニックのデイケアで働いていた時の話ですが、その日は「料理を作る」というプログラムが組まれていたそうです。

50名ほどの利用者のうち、買い物についてきたのは5~6名、料理を始めても15~20名ほどしか手伝ってくれません。

しかし、誰1人として文句を言う人はいないのです。

それは、「今日は調子がいいから働けるけれど、明日は働けないかもしれない。だから、今日働けるから働く」という暗黙の理解ができていたからでした。

看護の職場でも、ちょっとした余裕と周りへ感謝する気持ちがあれば、見えてくるものもあるのではないでしょうか。

 

2.生き方を変えたいと思った時に読む本

私にはもっと違う生き方があるはずと思った時に読む本

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タイトル 「私には、もっと違う生き方があるはず・・・」と思った時に読む本
-運を逃がさない転機のつかみ方-
著者 岸本裕紀子
出版社 青春出版社
出版日 2003年5月

次の展開へ進むことに足踏みしている人や、はっきりと自分の居場所を探したいと考えている20代から30代の看護師に読んでいただきたい本です。

また、内容としては女性目線での記載がほとんどであるため、女性看護師におすすめです。

【amazon.co.jpの口コミ】
自分が本当にやりたいことって何?や、このままの生活を送っていて良いのだろうか??といういう不安が頭をもたげた時、冷静になれる一冊だと思いました。
「悩みはその原因になったことでしか解決できない」
やみくもに、会社を辞めるのではなく、習い事をいくつも始めてみるのではなく、自分の今後の方向性をきちんと見極める事の大切さを、著者が一生懸命に若い女性に向けて、語っています。
今、「私には、もっと違う生き方があるはず」って心のどこかで、思っている人なら、たとえ結論は出なくとも、心をおちつける意味で、読んでおいて損は無いと思います。
また、決して自慢げではなく、自身の今の仕事に至るまでの経験も率直に語っていて、説得力があります。

 

本の内容と詳細について

この本は、著者自身の体験や友人との体験を織り交ぜながら、「女性が今と違う生き方をするためにはどうすれば良いのか」について語られています。

また、「チャンスが訪れる人の小さな習慣」「もっと違う生き方への転機をつかむヒント」についても記載されており、「新しい自分に生まれ変わる・生き方を変える」ためのアドバイスが貰えるでしょう。

次のステップに移ることが出来ず、モヤモヤした気持ちを持っている方の背中を押してくれる1冊です。

 

ポイント!

ポイント

この本が出版されたのは2003年で、既にバブルが崩壊してから10年程度経った不景気な時代に書かれたものです。

そのため、「もはや『自分らしさを求めて』とか『やりがいのある仕事を』などといった抽象的で甘いことを論じている場合ではなく、もっと現実的に自分の居場所を確保しなければならない。」といった厳しい言葉も載せられています。

 

3.仕事に疲れた看護師へ「生きてるだけでいいんです。」

生きてるだけでいいんです。

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タイトル 生きてるだけでいいんです。
著者 香山リカ
出版社 毎日新聞社
出版日 2011年

看護師の仕事は、感情労働であり日々疲れて眠り、また仕事へと向かうことの繰り返しによって、なかなか自分のことまで気が回らないという方もいるでしょう。

この本は、「仕事に疲れたな」「生きてるだけでいいんですって言ってもらいたいな」と思っている看護師に読んでいただきたい1冊です。

また、周りに「最近疲れているな」と感じる人がいたら、是非おすすめしてみて下さい。

 

本の内容と詳細について

この本の著者は精神科医の先生で、診療している患者の話や友人・知人の話、また社会情勢などについて、幅広くエッセイ形式で語っています。

それぞれ2~3ページで1つの話が完結するように書かれているため、大変読みやすくなっています。

中には、「生きているだけで、いいんです。その言葉をいちばん待っているのは、ほかでもない私なのだ。」と堂々と語ってくれることで、「悩んでも大丈夫」「人はみな平等」などという、当たり前のことを感じさせてくれることで、ほっとします。

最後には、「悩みとつき合う方法 この生きづらい時代を乗り切るために」という内容で土屋賢二氏(お茶の水女子大学名誉教授)と対談した内容が、そのまま記載されています。

また、それぞれの見出しの下に書かれている独特の挿絵が、心を暖めてくれます。

本を読んで少し笑いたい看護師は、1度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

4.ストレスと向き合う看護師へ「安心できる心療内科のかかり方・選び方」

安心できる心療内科のかかり方、選び方

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タイトル 安心できる心療内科のかかり方・選び方
監修 山岡昌之
出版社 実業之日本社
出版日 2003年5月31日

「仕事を辞めたいけど辞められなくて辛い」「毎日起きて仕事に行くのが辛い」「眠れない」など、「近頃、疲れが取れない日が続くな」と思っている看護師に読んでいただきたい本です。

気になる症状があるときには、1度心療内科に相談してみてはいかがでしょうか。

「心療内科にかかるほどなのかわからない」「看護師という仕事がとても辛くて、どうしようもない」と感じている方は、是非手に取ってみて下さい

 

本の内容と詳細について

本の中には、「簡易ストレス度・チェックリスト」の自己評価用と他者評価用があり、自分のストレス状態がどれくらい(正常・軽度ストレス・中等度ストレス・重度ストレス)なのか、主観的・客観的に判断することができます。

また、心療内科とはどういったところで、精神科とはどう違うのかといったような基本的なことについても知ることができます。

他にも、心療内科の対象となる症状や病気について丁寧に紹介してくれているため、自分の気になる症状と照らし合わせてみることもできるでしょう。

「心療内科のじょうずなかかり方」では、どのように心療内科を選べば良いのか、信頼できる医師の見分け方について、さらに医師に不満があるときの対処法などについても書かれています。

最後の章では、「ストレスとつきあう生活術」についてのアドバイスが具体的にのっているため、今日からでも始められる内容になっています。

「ちょっと、うつ(病)っぽいな」と感じている方は、まずはこの本を読んでみてください。

 

5.まとめ

「看護師という仕事に疲れたら読んでほしいおすすめの本」について紹介してきました。

「アドラーに学ぶ 良く生きるために働くということ」という本は、働くことの意味を探りながら、「幸せに生きるためには、これからの働き方をどうすればよいのか」についてアドバイスしてくれます。

また、「『私には、もっと違う生き方があるはず・・・』と思った時に読む本」では、自分探しをしたいと考えていて、背中を押してもらいたいと考えている看護師におすすめです。

「生きてるだけでいいんです。」は、読んでいるだけでほっこりとするような内容で、読みやすい構成になっているため、看護師だけでなく様々な方におすすめできる1冊です。

最後に、「安心できる心療内科のかかり方・選び方」という本についてですが、文中にも書いているように、「看護師という仕事がとても辛くて、どうしようもない」という方は、1度少しだけでも読んでみてください。

看護師は、元気でなければならないというのは幻想です。

看護師も人間ですから、寄り道しながら立ち止まって考えながら、時には休みつつ仕事をしていきましょう。

DIYと野球観戦、うさぎの飼育で気晴らししながら妊活している看護師です。中でも、うさぎと暮らしていると病んだ心が癒されます。これから動物を飼おうかなという方には、おすすめです。
現在、離職中ですが、主に大手の総合病院で5年、小児科の看護師として働いていました。
これまでの経験と知識を活かして、少しでも皆さんのお役に立つことができればと思っております。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師・保健師
出身/年齢 ・山口県/42歳
職務経験 ・総合病院・看護学校
診療科経験 ・小児科 ・循環器 ・内科・消化器科・眼科


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