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初めて訪問看護師へ転職する時に知ってほしい5つのこと

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初めて訪問看護師へ転職する時に知ってほしい5つのこと

初めて訪問看護師に転職する場合や、仕事を探している場合には、様々な不安がでてきます。

実際に訪問看護師として働いた経験を元に、初めて訪問看護師へ転職する場合に知ってほしいことをまとめました。

不安な点は一つ一つ確認しながら、解消していきましょう。

1.訪問看護師に必要なスキルとは?

訪問看護師に必要なスキル

「訪問看護師って私にもできるの?」

と思われてる方は、是非確認してください。

訪問看護師に必要なスキルとしては、看護師としてある程度実務経験(臨床経験)があることや、患者へのコミュニケーションスキルが円滑であること挙げられます。

訪問看護師は、基本的にひとりで患者の家を訪問して、必要な看護を行う仕事です。

そのため、患者はもちろん、普段ケアを行う家族からも看護に関する質問を受けることになり、患者の病状や生活に合せてアドバイスをすることも必要となります。

 

(1)3年程度の臨床経験が必要

訪問先の患者の症状変化や悪化が見られたときは、訪問看護師が一人で判断し、処置を行い医師に連絡するなどの行動をとらなければなりません。

そのため、医療に関する知識も必要になりますし、3年程度の臨床経験、看護経験がないと難しいケースも多いです。

 

訪問看護師に必要な実務経験とは

  • 体温・血圧チェックや医療処置
  • 入浴・食事・排泄時の介助
  • 家族に対するケア

上記が必要な実務経験になります。

 

補足説明!

ポイント

実務経験のない場合や、ブランクがある場合で、訪問看護師として転職する際は、教育体制が整っている事業所に転職しましょう。教育体制も整っている訪問看護ステーションも多くなってきていますが、探すのが困難です。看護師求人サイトなどの紹介会社を利用して、教育体制が整っている求人をピックアップしてもらいましょう。

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(2)訪問看護師になるための心のスキル

病院とは違うため、必要な「心のスキル」があります。

それは、訪問看護師の仕事は、辛いことも多く、初めて転職した場合、ギャップを感じる看護師がいます。

  • 一人で訪問しなければならない
  • 綺麗な家ばかりではない
  • 体力勝負
  • 信頼関係を作れないと訪問しづらい
  • 天気に関係なく訪問しなければならない
    (雨でも自転車で訪問することもあり)

利用者の生活しているところに、お伺いさせていただくという謙虚な気持ちでなければいけません。

看護師として「行ってあげてるのに」という気持ちでは務まらない仕事です。

 

(3)最低限のマナーと礼儀ができること

例えば、訪問する家にお邪魔する際は、

  • 挨拶をする
  • 靴は揃える
  • 玄関で上着は脱ぐ

など、当たり前の礼儀も必要です。

当たり前かと思うことでも意外にできない看護師が多いので注意が必要です。(上着を脱ぐのは、感染予防の意味もあります。)

また、年配の利用者が多いので、昔の話もよくでます。話を合わせたり、返答ができないと1時間の訪問が辛い時間になります。

 

2.訪問看護師の仕事内容と1日のスケジュール体験談

訪問看護師の仕事内容と1日のスケジュール体験談

オレンジさん【現役看護師・訪問看護ステーション勤務】

この記事を書いた人オレンジ

看護師歴15年、アラフォーママ看護師です。病院に勤務している看護師さんの中には、「訪問看護師って難しそう」、「1人で訪問するなんて責任が重い」などのイメージをもっている人が多いのではないでしょうか。

また、訪問看護師の仕事ってどんなことをしているのか想像しにくいかと思います。1日のタイムスケジュールは以下のような形で1日の仕事をします。

9:00~ 出社して訪問介護の準備を行う
9:30~ 訪問時間に合わせてそれぞれ出発
10:00~ 1件目:脳梗塞70代男性/主治医の指示を仰ぎながら処置を行う
11:20~ 2件目:肺気腫の80代男性/状態を観察しケアを実施する
12:30~ お昼休憩
13:30~ 3件目:腰椎圧迫骨折後の90代女性
15:00~ 4件目:パーキンソン病の60代女性/服薬チェック
16:20~ 帰社:訪問看護ステーションに戻ってからの仕事

ざっと1日のスケジュールになります。どのような仕事内容なのかを詳しく説明していきます。

 

9:00~出社して訪問介護の準備を行う

訪問看護師は、訪問先の患者を訪ねる前に、まず、職場である訪問看護ステーションに出社します。

  • ユニフォームに着替える(基本貸出が多い)
  • 留守番電話のチェック
  • 臨時訪問などの対応確認(再スケジュール設定)

などを出社しておこないます。

急なキャンセル、体調不良による臨時訪問の依頼、ケアマネージャーからの連絡等が入っているため、留守番電話などのチェックは欠かせません。

病院勤務より、情報収集にかける時間が少なくて済むので、前残業の時間をほとんどとらなくて良いです。

 

訪問するための準備物

  • 訪問バック(物品の補充や点検)
  • 洗髪グッズ

など訪問に必要なものを持ち車に乗り込みます。

自転車のところも自動車のところもあるので、転職前や訪問看護ステーションを決める場合には確認してください。(自転車のところが多く一般的です。)

 

10:00~:脳梗塞70代男性の訪問看護

脳梗塞70代男性要介護5で生活全般に介助を要します。奥様は一緒にケアをしたいという意向を示しておられるので、私たち看護師と共にケアを行います。

バイタルサインの測定をしながら、奥様に生活状況の確認をし、清拭、更衣をしながら、臀部の状態も含め全身の観察を行います。臀部に表皮剥離があったため主治医に電話連絡をし、指示を仰ぎます。

11:20~:肺気腫80代男性の訪問看護

肺気腫80代男性「便秘でお腹が痛いため、息も苦しく感じる」とのことで電話をくれたそうで、処置を行うと症状が改善しました。

全身の皮膚の乾燥がみられたので、清拭や足浴をしながら、スキンケアを実施。痛みも緩和し、呼吸の苦しさも改善したとのことでした。

 

13:30~:腰椎圧迫骨折後90代女性の訪問看護

腰椎圧迫骨折後90代女性日中、独居のため、排泄のケアを済ませ、介助で離床し昼食を食べるセッティングをします。入れ替わりでヘルパーさんが入り食事の提供、片づけ等をしてくれます。

このお宅には、ケアマネージャー、訪問診療、訪問歯科、訪問リハビリ、ヘルパー、ディサービス、訪問入浴、福祉用具専門員等多くのサービスが入っています他職種が情報共有できるようにノートを作り、日々の状態を記載しています。

また、認知症があり、排泄状況の把握が難しいため、排泄チェック表を作成し、排泄に関わったスタッフが記載することで、評価やケアに役立てています。

15:00~:パーキンソン病60代女性の訪問看護

パーキンソン病60代女性薬の種類が多く自己管理が難しいため、お薬カレンダーを使用し、看護師が薬をセットし、服薬できているかチェックします。

飲み忘れが増えているため、本人に話を聞きながら原因を考えます。薬の袋が透明で見えにくく、見落としてしまい飲み忘れていることがわかりました。見えやすい工夫を検討し、本人と相談しながら、新しい方法で薬をセットしてみました。

 

16:20~訪問看護ステーションに戻って仕事を行う

訪問が終わると、訪問看護師は以下のような仕事を行います。

  • 1日の仕事の反省
  • 訪問バッグに物品を補充
  • 他のスタッフとの情報共有
  • 患者のカルテ管理
  • 訪問記録(パソコンに入力)
  • 担当者の書類作成
  • 事務作業等
  • ミーティング(1日の報告)

などをを行ったりします。

情報共有は社内だけでなく、ケアマネージャーをはじめ、他のサービス担当者や通院先の病院とも連絡を取り合い様々な調整をします。(退院カンファレンスに呼ばれ入院先の病院に伺うこともあります。)

訪問看護ステーションによっても異なりますが、残業はほとんどないところが多いです。

 

3.訪問看護師に転職する看護師のメリット

訪問看護師に転職する看護師のメリット

訪問看護師に転職する場合のメリットをお伝えいたします。病棟勤務と比較すると、良いメリットもたくさんあります。

 

(1)1人のため人間関係のストレスが少ない

人間関係のややこしい病院や施設での看護師勤務よりも、1人で患者宅を回る訪問看護師の方が気楽で、やりやすく人間関係へのストレスがないメリットがあります。

人間関係のストレス等で看護師転職する人が多いことを考えると、1人での業務というのは長く続けやすい仕事のひとつと言えます。

 

(2)「夜勤なし」の看護師の仕事で比較的収入が高い

夜勤なしの勤務を選ぶと給料が低くなりがちの看護師業界において、訪問看護師は比較的高収入な場合が多くなります。

しかし、その場合は、残業も多くなりがちであることは念頭に置いておきましょう。

 

(3)患者に時間をかけて向き合うことができる

患者ひとりひとりに時間をかけて向き合えることにメリットを感じて訪問看護師を選ぶ人もいます。

忙しい病棟勤務では、患者とのふれあいと言っても本当にバイタルチェックの数字のやり取り程度になってしまうことも多いのですが、訪問看護師の場合は患者の不安を聞いたり、家族の方と一緒によりよい療養環境を考えたりと、患者に集中して看護を行うことができます。

 

4.初めて訪問看護師へ転職する方の良くある質問集

初めて訪問看護師へ転職する方の良くある質問集

初めて訪問看護師になる場合には、色々と質問したい内容が出てきます。

よくある訪問看護師の質問集をまとめましたので、訪問看護師として仕事をする不安を解消しましょう。

 

(1)夜間や休日呼び出しはありますか?

こちらは、訪問看護ステーションによって、ある場合とない場合があります。転職前に確認しましょう。

オンコールがある場合、「利用者の家と近い人に様子を見に行って欲しい」と電話が来たり、「救急搬送が必要か判断をして欲しい、誰か行けますか」と携帯にメッセージが来たりします。

 

(2)1人で訪問するプレッシャーや責任に耐えられるのか

職場の人や管理者と共有することである程度解決することができます。その場で判断に迷うときは電話で他スタッフに相談したり、見てもらいたいところは写真を撮って共有したり、次回同行をお願いしたりも事業所によっては可能です。

 

(3)利用者が自宅までくることがありますか?

関係が密になりやすいので日頃のお礼にと自宅まで利用者や、利用者家族が手土産を持って来たりするケースはあります。

話さなければ、自宅や個人の電話番号を知るすべはないので、問題ありません。

 

(4)スタッフの年齢層や経験値が高いイメージがありますがどうですか?

職場にもよりますが、訪問看護師は比較的若い人も多く、また相談できるベテランもいます。事業所によって様々なので、転職に見学しておきましょう。

 

(5)雨の日や雪の日の訪問ってやっぱり大変ですか?

仕事として慣れてしまえば平気な方が多いです。

雨の日、風の日は自転車で移動し、上下のレインコートを着て、鞄を45Lビニールで包んでの完全装備で意外と濡れません。

地域によっては自動車なので、自動車で訪問する訪問看護ステーションを選びましょう。(基本は自転車です。)

 

(6)スケジュールの時間内に済ませられますか?

慣れてしまうと問題ありません。また慣れない始めはスケジュールもゆっくり組んでくれる事業所が多いと思います。

始めのうちは時間内に終わらなかったり、次の訪問に間に合わなかったりするトラブルがあるかもしれませんが、「報連相」だけ行えば問題ありません。

 

(7)急に休んだ場合の他スタッフへの迷惑が大きいですか?

一人休むと他の看護師の負担は大きいです。

訪問看護では、曜日ごとの利用者数は決まっており、その人数に割り当てられたスタッフが出勤するためです。

 

5.働きやすい良い訪問看護ステーションを選ぶポイント

働きやすい訪問看護ステーション

訪問看護師として働きやすい訪問看護ステーションを探す方法を説明していきます。

 

(1)初めての訪問看護師は大規模な訪問看護ステーションを選ぶこと

小規模の訪問看護ステーション スタッフ数:4~5人
大規模の訪問看護ステーション スタッフ数:10~20人

急に休む可能性がある場合は、10人以上いる訪問看護ステーションをお勧めします。また、大規模のほうが教育体制が整っている場合が圧倒的に多いです。

小規模、大規模ともにメリット・デメリットはありますが、初めての訪問看護師の場合はなるべく大きな規模の訪問看護ステーションを選びましょう。

 

(2)スタッフの定着率が良い訪問看護ステーションを選ぶこと

病院でも同じですが、職場を探す際にはスタッフの入れ替わりが激しいところは必ず何かがあります

そのため、訪問看護師として転職する場合は、必ず求人を探す場合には、離職率や定着率を確認しましょう。

 

補足説明!

ポイント

入れ替わりが激しい理由のほとんどが、訪問看護ステーション内の人間関係に問題がある場合が多いです。注意しましょう。

 

(3)訪問看護師の1日の訪問件数の平均を確認すること

訪問看護師の訪問件数は1日3件~5件が平均となります。

中には、「訪問件数が1日に6~8件あって毎日過酷で残業ばかり」という訪問看護ステーションもありるため、注意しましょう。

 

補足説明!

ポイント

私は3箇所のステーションで働いた経験がありますが、1日3件~5件が平均です。また、小さな子供がいる看護師は、子供がいる看護師やスタッフの人数も聞いた方が良いです。同じ境遇の看護師がいると働きやすいです。

 

(4)訪問看護ステーションの病院併設型か独立型かに注意すること

訪問看護ステーションには病院・施設に併設されているステーションと独立しているステーションの2種類あります。それぞれの特徴と注意点もあるので自分にあう職場を選ぶことが大事になります。

病院・施設に併設の場合 (メリット)病院の保育所が使える可能性がある
(メリット)医療に触れ合う機会もある
(デメリット)触れ合う人が多く、人間関係が複雑な場合もある
(両方)多くの場合は事業運営が病院・施設の方向性と同じになる
独立した訪問看護ステーション  (メリット)風遠しが良い場合が多い
 (デメリット)医療の現場から離れることになる
 (両方)管理者が一番決定権を持っている

病院や施設に併設されている訪問看護ステーションであれば、訪問看護管理者よりも上に意見を言うこともできますが、独立しているところは管理者が一番決定権を持っています。

施設見学などを必ず行い、どちらが合っているか確認してみましょう。

 

(5)教育体制がない訪問看護ステーションもあるので注意

教育体制も訪問看護ステーションによって異なるため、臨床経験の少ない看護師が教育体制の整っていない事業所で訪問看護を行った場合、負担が大きくすぐに辞めてしまうケースも多いです。

そのため、なるべく教育体制が整った訪問看護ステーションを選びましょう。

 

(6)訪問看護師求人が多い求人サイトを併用しよう

初めての訪問看護師を行う場合は、看護師求人サイトを利用しましょう。

勤務条件や、これまで説明した注意点を条件に、対象となる求人を絞り込んでもらいましょう。また、人間関係についても見学させてもらうことや、求人サイトの担当者に内情を聞くことを忘れないようにしましょう。

また、転職成功させるためには、各社求人も担当コンサルタントも比較することが非常に大事になるため、3社複数登録を行い求人も合わせて比較しましょう。登録後電話があり、ヒアリングしてくれます。

 

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まとめ

「訪問看護ステーションは実務経験のある人しか働けない」という時代は終わり、新人看護師が訪問看護ステーションへ就職するケースも増えてきました。そのため、教育体制が整った事業所も増えてきており、ブランクがある看護師でも安心して働けるようになってきたのです。

また、訪問看護師は今後ますます需要が拡大することは間違いないため、今のうちから訪問看護師を経験しておいても損はないでしょう。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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カテゴリー:訪問看護


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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年07月26日)

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